GW連休後の10日からラッシュをかけた鳥海山BCツアー、いよいよファイナル!!



最後は酸ヶ湯のガイド時代の仲良しゲストさんと、その息子さんでグリーンハウスのパイセンの八戸店トモ君・さらに昨年の八甲田BCツアーのあとにチーム八戸のメンバーになったヨーコさんの4名とのセッションでした



週間予報で気になっていた天候は徐々に好転してきて、1週間前の日曜日のチーム八戸のツアーは雨天だったらしいのですが(土曜にトーチャンが行ったときは晴れてたww)、この日は昼過ぎまではどうにかなりそうな予報へ



風が強そうな気圧配置だったものの、水曜日の爆風に比べれば大したことないかな?



当初は毎年恒例のDiamondDustのガイドツアーのサポートのために土日連休にしていたのですが日程的にゲストが集まらずにキャンセルになってしまい、土曜はゆっくりと過ごして夕方に自宅を発車!



幸いに道が空いており、3時間ちょいで祓川に着いちゃいました


猿倉から登っていったところの牧草地

七高山、ただいまぁ~💕



夕刻の祓川駐車場はガラ空きでした


土曜日なんだけど、もうみんな《板仕舞い》しちゃった人が多いのかもね。。



ファミレスで晩御飯食べてから到着したチーム八戸のメンバー


ブヨがいっぱいで、エンジン止めて20分くらいはクルマから出られませんでした



虫除け持ってくるんだったなぁ…



さて、メンバーたちが祓川ヒュッテ泊まりってことでロビーで軽く飲もうということになり、初めてヒュッテにお邪魔します


料金表見たら休みの前日しか宿泊料金取らないのね… (; ゚ ロ゚)




ヒュッテへの道の脇に咲くマンサクの花




暖房がついているロビーの窓からは七高山の秀麗な姿が…



外へ出てみると…


夕闇に沈みつつある稲倉岳



ヨーコさん撮影の《ヒュッテと七高山



こちらはトーチャン撮影の《竜ヶ原湿原と七高山

雪解けの水でシンメトリーの光景になっていました



鳥も寝てしまったのか、流れてくるのは水の音と風の音のみ



いつまでもここに身を置いていたい、そんな時間がゆったりと流れていました





そして翌朝


ジムニーで車中泊し、起き出してみると眼下には天使の階段が♪



右手を見れば七高山っ!




ちょっと雲の流れかた早くない?


頂上に立つときに晴れていてくれるかな?



そんなこんなで6時過ぎに出発っ!


急斜面の正面は登らずに左から巻くのがトーチャン'sラインなのですが、今年は雪消えが早くてギリギリでした


雪に押されて灌木が横向きに生えているので、朝イチから《じゃんごー》です



そしていつもの急斜面


1段目はいいんだけど、2段目の手前の小さい尾根を乗っ越すところが気になる…



どーなってるかなぁ…


ん?



なんか、先行者がみんなめっちゃスムースに通り抜けてるが?!


おぉぉぉぉぉぉぉー♪



雪がガツンと消えて、めちゃくちゃ通りやすくなってんじゃんw



いつもは右のカンバの上を踏みながら通り抜けるプチ難所なんです



普段は2枚目の急斜面を登りきった後にクライマーズ・レフトの藪を突っ切るのですが、水曜日の感じだとギリギリだったので、この日は素直に右から巻き込んでみました


そしていつものラインへ寄せるために左へ進みますが…



雪消えスピード、パネェっすw



水曜と比べると地形が違う!


このポイントも、めっちゃ緩やかになってるし!



ってことで、正面右手はクラックだらけなのでいつも通りにクライマーズ・レフトを登っていきます



登りきったところから1700mの広間に出るところ、水曜は通れたんだけど…


ん?




閉鎖されてんぢゃんww



ま、まぁ、確かに足元にブッシュが透けて見えてはいたけど…


こんな感じだったのよ水曜日は。
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これがたったの4日間で…
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藪こぎww




ブッシュの中に数名が立って、スキーと荷物をリレーして突破です!



んでもって七高山北東面の大斜面下部へ💕


標高差にして、ここで祓川から半分です



でも、山頂から一気に落とせるバーンを目の前にして気持ちが高鳴ります♪


オープンバーンになって風が少し強くなってきました




見えているピークほど遠いものはないww



いつもは《自分との闘いモード》でスルーしちゃう舎利坂のボトムで休憩を入れることに


これが奏功し、山頂までの最後の200mがいつもより少し楽チンでした♪



さぁもぉちょい!


トーチャンが使っているBDのシール(Ascension系)に比べると、トモ君&ヨーコさんのG3のシールはトラクションが少し弱いみたいで、トーチャンが最大傾斜線に沿って直登するとなかなか同じラインで登れず、ジグを切って登った方が楽みたいでした


がんばろーっ!



で、さんちょおぉぉぉぉぉ~っ♪

着いたぜ~💕




1年ぶりの面々



昨年は舎利坂でトーチャン置いていかれたけど、今回は4連チャンで足が鍛えられていたみたいで無事でしたw


で、全員で記念撮影っ❤️



新山の方からどんどん雲が流れ込んできて視界が悪く、しばらーーーく待って一瞬のガスの切れ間を捕まえて滑降開始っ!


クラックの位置をインスペしたブッシュの切れ間からスキーヤーズ・ライトへ!



フォールライン目掛けてドロップ直後に雪面にあいていた穴に落ちそうになりコケましたが、写真には撮られずに済んだみたいw



気を取り直して、フォールラインへ向けてGo!


ひゃっほー💕




続いてヨーコさん!




マユミさんもひゃっほー!




パパもGoGo!



なんたって、この斜面!!


これ全部貸し切りです!!



さぁ、どんどん行っちゃおー


ヨーコさん




パパ




トーチャン




マユミさん




ヨーコさん、すごくいいポジションです♪

これ、今回のヨーコさんのベストショットかな?







パパ

どんな雪質でも安定してますね~




トモ君

『今シーズン、自分撮る方ばっかだったんで』と、トーチャンにカメラ持参を要求してきた可愛い20代ですw




気持ち良さそうにクルージングしてるなぁ~




まだまだ斜面は続く!




平らになるとこまで行っちゃっていーんです💕




気持ちよすぎw






少し左へ寄せてから、もう一度フォールラインへ!


トーチャンの後ろを来たのはマユミさん!









続いてヨーコさん!










パパも続きます







トモ君



















さぁ、まだまだ斜面は続くよ~っ!


ヨーコさん







ん?



足が…




…疲れてきてアルペンターンしてるw


でもね、楽しければいいんです♪




八戸の《親子鷹》







親子でテレマーク、羨ましいなぁ…



さて、今回も1700mの広間から氷の薬師へトラバースして楽しい斜面を繋げていきます


休憩して足を休め、シールをセットしてトラバース開始っ




今年は昨年みたいな大きなクラックは無し



少し奥のブッシュまで進みシールオフ!



そして、七高山をバックにメロウな楽しい斜面を滑降っ♪


ヨーコさんから









続いてマユミさん♪










パパも続きます







一段下で構えてたトモ君が撮ってくれました










こちらはヨーコさん撮影



さらにここから少し傾斜を増して、七ツ釜ゲレンデへと斜面は続きます


まずはヨーコさんから


昨年のような縦溝が少なく、めっちゃ楽しいっ!







…結構、足に来てるかな?



続いてマユミさん










その後ろからパパ&トモ君







そして七ツ釜ゲレンデ


昨年のように2段目の下にクラックが入ることもなく、すごく滑りやすかったです



マユミさんからスタート










続いてヨーコさん


気合いのテレマークターン!




うりゃっ!






パパもカッ飛んできます!







シンガリからトモ君







『足に来たぁ~』って声で振り向くと…


可愛いキャラなんです♪



さぁ、そしてジョニーゲレンデ!!


トモ君








パパ、安定のカッ飛びです








後ろからヨーコさんもついてきてます







 

ちょいと雪が切れたところは夏道を使ってブッシュを抜けるように誘導してあります


再びスキーを履いて、最終ゲレンデへ!




斜度がフラットになったところでクラックが待ち構えているという、なんかの番組みたいなセッティングww




みんな池に飛び込むこともなく、無事に滑り降りてきました♪




全員無事に祓川到着っ!



これでシーズンオフです



ありがとう七高山!!



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帰り道、数日おきに来る度に濃くなっていくブナの新緑 


逆光に輝く葉っぱが美しい



そして足元には、小さな命たち


これで3年目くらいかな?




こちらはこの春に芽吹いて、まだふたばが残っている赤ちゃんのブナ



さらに里へ向けて進んでいくと、車窓にピンクの花が流れていく



クルマを止めると、それはタニウツギの花


あまりいい意味を持たないというタニウツギだけれど、八甲田にいた頃この花が咲くとガイド期間が終わりに近づいていることを教えてくれた



そして、白い穂のような花を咲かせているのはウワミズザクラ


いずれの花も、ボクにとっては『そろそろスキーを脱ぐ季節だよ』と教えてくれる花たち



少し寂しいけれど、山の命たちにとっては恵みのシーズン



それを素直に受け入れるようになれるのは、いつの日だろうか…



矢島の町を通過した後、いつもの道を走らずにナビに任せてみた


えらい山の中へ誘導されてしまったが、七高山の展望が素晴らしいポイントがあった



左へ流れるスカイラインこそが、今回滑ったライン



いつまでも眺めていられる風景






シーズン最後の日に、気心知れた仲間たちと過ごせたことが幸せだった



ありがとう、みんな。



ありがとう、七高山。