さて、八甲田BCツアー3日目は《曇りのち夕方から晴れ》の予報

 

 

 

深夜から明け方にかけては青森市内では雨でした

 

 

 

まぁ予報は好転してくるし《最終日こそのんびりツアーを》なんて思っていたのですが,,,

 

 

 

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この日はロープウェイは普通に運行してくれて、ラクをして標高を稼ぎますw

 

 

うん、稜線も見えてる♪

 

 

 

しかし…

 

 

 

世の中そんなに甘くないw

 

 

 

ましてやアニキとのセッションともなると、何が起きても不思議じゃないwww

 

 

 

下の写真は大岳ヒュッテ手前の休憩場所ですが、赤倉も井戸も隠れちゃった。。( ̄▽ ̄;) 

 

 

おっかしぃなぁ。。

 

 

 

しかも…

 

 

予報に反して雨になったしw

 

 

 

トーチャン、気温上がるからって今日に限って撥水のソフトシェルをチョイスしたのにwww

 

 

 

ってことで、写真も撮らずにそそくさと大岳ヒュッテをパス!

 

 

 

そのまま大井戸沢を目指して斜上します!  

 

(あ、あくまでも八甲田でのガイド経験があっての行動ですので、ヨイコの皆さんは濃霧時には真似しないでくださいネ 簡単に迷子になりますw)

 

 

 

ちょっと先まで進んで雪を見たけど、斜面の向き的に大井戸沢手前の一枚バーンが滑りやすいと判断し、ここでシールオフっ

 

 

 

 

 

で、これから滑る大斜面はコレだっっっ!

 

 

 

なんと!

 

 

 

あろうことか!!

 

 

 

みえねーぢゃんwww

 

 

どうですか、この無限に続くかのような大斜面ww

 

 

 

ここは心の目、じゃなくて記憶を忠実にたどってフォールラインを落とし、スキーヤーズレフトに寄せて狭いパイプ状の地形を目指します!

 

 

 

雪質は上々、ゆるい縦溝は昨夜の雨の作品かな?

 

 

↑ これ、『見えてる』部類に入りますw

 

 

 

この地形を捉えたらパイプの中を流し、開けたところで左手の尾根に乗り上げれば長く滑れるオープンの斜面に出るはず!

 

 

 

それにしても…

 

 

 

見えねーっす。。

 

 

『源さんと一緒だといつもこうなるんだよね~』byアニキ

 

 

 

いや、それはワタクシのせいではないんですが。。

 

 

 

オジサン二人で仲良く相手のせいにしながら滑ります

 

 

 

まぁたしかに二人でセッションすると、必ず何か事件が起こるんですがw

 

 

 

それでも高度を落としていくと視界も出てきまして…

 

 

メッチャ見えるぅ~♪

 

 

 

これは濃霧と呼ばないw

 

 

 

ルンルンで尾根にトラバースかける部分まで滑っていきます

 

 

先ほどまでより視界もよく、楽しそうに滑っているようにみえますが...

 

 

 

『どうせなら最後まで濃霧の方がよかった』だってw

 

 

 

アニキ、Mらしいっすww

 

 

 

 

 

さて、狙っていた尾根に乗ってみると…

 

 

 

なんと…

 

 

 

晴れたっ! \(^o^)/

 

 

ストップスノーに気を付けながらもロングターンで気持ちよく滑っちゃいました♪

 

 

 

この斜面を振り返ったところ

 

 

オープンの斜面のスタート地点上部は完全に雲の中です

 

 

 

ドンピシャな部分に出てこられたみたい!

 

 

 

↓ 動画もどうぞ

 

 

 

 

この先も目の前の沢状を交わしてからメロウな斜面が続きます

 

 

広角気味にすると雨粒が写りこんじゃうのね..,

 

 

 

写真中央の沢から右の尾根に乗り、左下へ滑降・そののち右へトラバって緩斜面へ出てきました

 

 

 

 

 

ここでアニキが撮影してくれるなんて言うもんで、ストップスノーにも負けずウェーデルンしてみましたw

 

 

 

 

 

 

もう少し斜度があればスピードに乗れるんですけどネ (^^;

 

 

 

 

それにしても、ガスが低いなぁ。。

 

 

 

雛もガスの中です

 

 

だんだん滑らなくなる雪と止む気配のない小雨にも負けず、腹ペコおじさんたちはヒルメシを我慢して最後のオープンバーンへ!

 

 

 

 

ここ、条件がそろうとメチャクチャ楽しい場所なんです

 

 

 

この日はちょっと水を含んじゃっていましたが…

 

 

 

それでも十分に楽しかったです♪

 

 

 

 

 

さて。

 

 

 

この時期にガイドたちが呼ぶ《春もみじ》って聞いたことありますか?

 

 

上の写真のように、芽吹きの直前に向けて森全体が赤茶色に染まっていく現象です

 

 

 

その正体は…

 

 

 

ズバリ、ブナをはじめとする木々の新芽たち!

 

 

春もみじのピークを迎えると、ある日ある場所から一気に森が柔らかい緑色に包まれていきます

 

 

 

新緑の中を滑るのは、ガイドにとってはゲストの姿が見えづらいのでちょいと厄介な部分もあるのですが、気心知れた少人数パーティならば安全に体験することができます

 

 

 

みなさんも是非、機会があったら体験してみてくださいネ

 

 

 

さて、前日にインスペクションして割れていなかったいつものポイントで沢を越えます

 

 

ここからはひたすら緩斜面

 

 

 

周りの木々を観察したり、そこに流れてきた時間を想像したりしながらのんびり進みます

 

 

根開きが始まった節くれだったブナ

 

 

 

この木に宿る神様は、なぜか男性のような気がしました

 

 

 

 

森の中に明るく浮かぶ黄色はネコヤナギかな? テレマークの師匠によると、その花言葉は《自由》

 

 

 

そしていつも気になる、この木

 

 

 

その根元には…

 

 

 

大きな岩を抱え込んでいるんです

 

 

 

こちらのブナも…

 

 

座ってみたくなっちゃうような枝が♪

 

 

 

どうやったらこういう形に成長するんでしょうね

 

 

 

そんなこんなで最後の広場へ

 

 

『あそこで振り返ったら山頂見えるパターンかもねw』なんて話してましたが、稜線はしっかり雲の中でした

 

 

 

 

で、やっとこさ箒場のお茶屋さんに到着です

 

 

 

山の神様、充実した三日間をありがとうございました!

 

 

 

また次回もよろしくお願いしますっ!!