春に小岩井農場から身を引き、夏にちょろっと盛岡郊外の高原で働いて以降なかなか仕事が決まらずにおりましたが、11月下旬から盛岡市内のアウトドア用品店で勤務することとなりました
盛岡南のイオンモールの正面のお店です♪
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で。
小岩井と同等の手取り額 (っていっても安いけど) を考えながらの就職活動は、やはり年齢的なものと経験とがネックになり、なかなかいいところが見つからず。。
物流系のトラックドライバーなんかも応募したりしてたらカミサンから『無理して嫌なことやるくらいなら好きなことやった方がいいよ』との優しい言葉をいただき(…って何年ぶりだ?)、八甲田のガイド時代にお世話になっていた地元のショップのTさんに相談
ここのショップは青森県内だけでなく、盛岡にも店舗を置いているんです
正直なところキャンプ系とかアウトドアファッション系って自分自身がいままで縁がなく、どちらかというと20代に在籍していた秀山荘も、もっと泥臭いマニアックな分野が専門ww
ただ、Tさんがいるショップは秀山荘の姉妹店であるSRCに似た感じでもあるし、ちょいと専門的なものも扱ってるってことで、欲しいものがあると時々お店を覗きに行ったりしてました
小岩井にいた時に《自分のいままでの経験やスキルを活かした仕事がしたいなぁ》という思いがずっとくすぶっていたのがホントのところ
それがガイド的なものでも物販系でも自分的には良かったんだけど、自分が店に立っていた頃と比べるとネット通販が一般的になってきて高額商品はネットで安いところから買うというスタイルになってきちゃって、実店舗の魅力(つまりはゲストのためのアドバイス的な部分や品揃えなど)というものを若い頃以上に打ち出していかないと、ショップは難しいのかなって思っていた
8年前、関東から八幡平に移住して数年暮らしていたテレマークの師匠に人生相談に行った時に『ショップはやめておけ、自分がいたんだから分かるだろw』っていうアドバイスをもらったことも『ショップへの復帰はないかな~』みたいな暗示に繋がっていたのかもしれない
ただ、今回は状況的に『このままいたら《引きこもり》になってしまうかも』という危機感もあって、給料が安いってこともある程度覚悟の上で頼み込んだというのが正直なところ
振り返ってみると、青森にいた頃は子どもに『お父さんはあそこの山でガイドやってるんだよ』とか『雪が融けたら、有名な人もたくさん来るホテルのフロントマンやってるんだよ』とかって話をしていた
でも、岩手に来てからはいまやっている仕事を誇らしげに子どもに話すことって無くなった
誇りをもって語るのは池袋時代であったり八甲田時代であったり…
『子どものために家族のために、なりふり構わず身を粉にして働く』っていう話を読んだり聞いたりすることは多いし、それを否定する気はない
でも、自分の心まで壊れちゃったら…
ってことで、今回のボクとカミサンの決断は間違っていなかったと思います
…というか信じたい。。
働きはじめて6日しか経ってないけど、八甲田にいた頃や池袋の店にいた頃のような充実感を、本当に久しぶりに感じる瞬間が何度もある
『これからソロキャンプを始めたいんですけど…』『車中泊したり仕事で突然泊まりのときにも使える寝袋が欲しいけど、実は寝袋って初めて』『山歩きはずっとしてるんですけど、山の中でコーヒーとか沸かして飲んだりしたら美味しいだろうな~って思って、何を揃えたらいいか教えて』
なんだかボクの方がワクワクしちゃうような相談を、ここ2~3日は何度も受ける
もちろん、街着にするパーカのサイズ感のアドバイスとか色合わせとかスノーブーツのサイズ選びとか、そういうのもある
だけど、自分のアドバイスに対して最後に『ありがとう』って言ってもらえたら、金額の大小や商材の分野にかかわらず、すごく嬉しい
BCスキーの商材がもっと豊かだったら一式売れたんだけどっていうゲストが本日1名…
でも、在庫リスク考えると難しい部分もあるんだよね~
ここに関しては来シーズンに向けての自分の中での課題かな、会社から勝ち取らなければならない部分とかもあるみたいだし。。
そんなこんなで、ようやく長く暗いトンネルから明るい世界へと抜け出すことができました
長かったなぁ…
お店では、奥の方のギア関係の辺りをウロウロしております
お近くにお越しの際は、ぜひ冷やかしにお越し下さいませ💕
あ、水曜定休日でーす!