小学3年生の魁クン




最近、理科の授業で《影》について勉強しているらしい




先日、お風呂に入っているときに影と太陽の位置関係の話になって、そこから日時計の原理やら何やら話しているうちに『北極や南極には昼間だけとか夜だけの季節があるんだよ』という話へ…




さらに、トーチャンの大切な友人が第49次の南極越冬隊で1年以上も南極で過ごした話になり、彼女がフィルムで撮影したペンギンとかオーロラが写ってる手作りカレンダーをいつももらってるのを魁クンも思いだし…




トーチャン『あ、そういえば南極探検に初めて行った日本人って秋田の人なの知ってる?』


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 魁クン『しらな~い』


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『《しらせのぶ》っていう人、聞いたことない?』


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『だれそれ?!』


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『 ( ̄▽ ̄;) 』




ま、まぁ、隣県の人だから習ってないかもしれないけど。。




実はトーチャン、毎年5月の半ばにサポートで参加するDiamondDustの鳥海山BCテレマークツアーで、天候がどうしても悪くて山に行けないときの代替観光メニューで南極探検隊の記念館に行ったことがあるんです




記念館の場所は、ここ雫石から片道3時間弱の《にかほ市》




国道46号の終点からは田んぼや谷あいの集落を抜ける信号機がめっちゃ少ない県道を抜け、その後は海沿いの国道を南下




鳥海山BCそのものは個人でも多い年は3回くらい行くので、ある意味《通い慣れた道》です (^^)




で、記念館のHPはコチラ

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国道からちょいと東へ入ったところにあり、付近にはカセットテープなんかで有名だったTDKの《歴史みらい館》とか、磁気テープに欠かせないフェライトを軸にした《フェライト子ども科学館》なんかもあります








さてさて。




風が強かったこの日、橫風に時折あおられながらも途中一度休憩しただけで仁賀保に到着っ♪




⬇️ 風で髪の毛が寝癖みたいになってますww


駐車場は狭いけど、午前中の貸し切りの団体さんは既に出発したあとで、日曜日なのに全く混んでいませんでした \(^o^)/





さて、入館っ!




入館してすぐにプロジェクターでショートストーリーの上映があり、次の大きな部屋へ




すると…


いきなり《開南丸》のレプリカの船尾が!!




これ、日本人がはじめて南極に行ったときの船。




こんなに小さな船で…




その勇気と航海技術とに感動。。





当時、《開》は《くゎい》って発音してたんだね




高校の頃に古文の先生が『いいか、ちょっと昔までは《菓子》は《くゎし》って発音してたんだぞ』って話してたのを思い出します




矢野先生、お元気かなぁ…




で。



船尾の真下には当時の探検で使用したテントのレプリカや上下とも毛皮で作られた服などが展示されており、さらに開南丸の右舷側はカットされて船内が見えるようになっています


ホントは船のデッキに上れるらしいけど、コロナ対策のために船内には入れなくなっていました




そして、左舷側には歴代の南極観測隊を運んだ砕氷船たちの模型




《ふじ》《宗谷》《しらせ》《新しらせ》など、子どもの頃に絵本で見た船も最新の船と共に並んでました




トーチャンの親友はフリーマントルから《しらせ》に乗ったのかなぁ…




開南丸が展示してある部屋の左奥へ行くと、そこには機関車のような黒い乗り物が現れます


これ、雪上車なんですね~




ボンネットとかの出っ張りが一切無くて、カステラみたいな四角いボディにキャタピラーがついてます




しかも、すっげーデカイ!!




ヘッドマークに何か書かれています


おぉぉぉぉぉ~、南極点に到達した雪上車なんだそうです!




なんかロマンだなぁ~♪




魁クン、何か気になってるみたい


トーチャン『どしたの?』


魁クン『ライト新しいよ』


ま、まぁ、あんまり古ぼけてるとこは直して展示するからネ (^^;




…っちゅーか、注目するとこソコぢゃねーだろw




橫に回り込むと《JARE》の文字と《605》の車番


《605》とは、60式の5号機っていうことみたいです




ちなみにJAREとは《Japanese Antarctic Research Expedition》、日本語では《南極地域観測隊》のことです




さらに後ろへ回り込むと、観音開きの乗降口が


内装は思った以上に質素でした




後部座席はベッドみたいにペッタンコで背もたれも無し!




当時は少し手を加えて使っていたのかなぁ… それとも壊れる可能性がある部分は極力排除した?




前方の座席は、右がオペレーター席で左は測量用の機械らしきものがある助手席になっています


真ん中に張り出しているのはエンジンとかなのかな?




そして、一番後部の右の棚に気になるものが…


なんと、コールマン製のランタンとストーブ(バーナー)が!




ほらっっっ!


これって《502》じゃない? トーチャンと同い年くらいのもののはずです




この後くらいから五徳の形がX型になったんだっけか。。




で、左の棚はというと…


こちらは通信機器とか観測機器みたいです




どれがどんな用途なのか分からないけど。。


⬆️ 兄弟機も含めた解説です 




標高4000m/-60℃に対応できる能力、8tのものを牽引する力、4人が5ヶ月生活できる快適性、6000kmの行程に対応できる耐久性…




スゴいなぁ。。




大陸の真ん中へ向けて、これに乗って探検したんだなぁ…




解説文、是非クリックして読んでみてくださいネ!







現役時代の写真や兄弟機の写真がありました





家と重機がくっついたみたいな作りなんだろうなぁ




雪国で暮らしていると、南極点に往復したこの雪上車の《断熱性》とか《保温性》について、もっと詳しく知りたいと思っちゃいます




開南丸のありし日の姿の模型がありました


帆船の帆って、雪が吹き付けたりしてきたら凍ってしまわないんだろか…?





元々は極地探検用でもなんでもなく、買った船に18馬力の補助エンジンを付けてあるだけらしい




ちなみに現在の軽自動車は64馬力あります




そして、その小さなエンジンも港への入港&出港の時くらいしか使えなかったとか。。





現在はこのサイズの船の場合、少なくとも200馬力~2000馬力程度のエンジンをつけるものなんだそうです




裏を返せば、帆船としての操船技術に優れたスタッフが多く乗っていたのでしょうね




いや~、すごすぎてため息が出てきます




その後、シアターで南極観測隊の様子やオーロラの映像等を観賞して仁賀保のマックスバリュへ!




ここ、海が目の前で近くに漁港もあるので、鮮魚コーナーに見たことがないような魚が並んでいて面白いんです




5月半ばにはボラの刺身が並ぶことも♪




一通り物色したあと、二人で寿司を買ってジムニーの中で遅めのヒルゴハンです




で、ここへ来る途中に《仁賀保高原》の看板が道端にありまして…




魁クン『オトーサン、にかほこうげんって何?』


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トーチャン『んとねー、風車がたくさん並んでて海が遠くまで見えて晴れていれば鳥海山がめちゃくちゃカッコ良く見えるとこ』


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『いってみた~い♪』




え? さっき『海沿いの道を走りたい』って言ってたぢゃん ( ̄  ̄;)






ってことでUターンして仁賀保高原へ!




目的地はココ!


そう、土田牧場ですっ \(^o^)/



晴れているとウッドデッキの正面に七高山や新山の大斜面がドーンと見えるんだけど…


…雲の中だよね~ (^^;




ちなみに、過去のBCツアーのときの写真より


入り口の右に鳥海の美しい姿が!




ウッドデッキの正面が、こんな素敵な風景なんですっっっ!!




やきやきポーク、おすすめ💕




まぁ、来年また連れてきてあげるよ




今度は黎クンも一緒に連れてこようね~ (この日はカミサンの実家へ遊びに行っちゃいました)




さて、ちょっと奥に行ってみると《乳搾り体験》のコーナーが


始めなかなか搾れなかったのでトーチャンが本職として実演指導ww




コツをつかむと楽しくなっちゃったみたいで、しばらーくやってました




その後はショップ内で暖まりながら、ジャージー牛乳を使ったソフトクリームを


『さみぃ~』って言いながら完食www




ちょっと残すかと思って楽しみにしてましたが、3年生になってからは食べ残すことが少なくなってきたみたい




隣の建物のなかには動物たちがおりまして…


これはサフォーク種のメーメーです





《ひつじのショーン》と同じ種類ですね





仔ウサギも可愛かったなぁ~





靴のニオイが気になるらしいww




お目当てのセントバーナードはと言いますと…


2頭いたけど、どちらもネンネしてました




この他、外の犬小屋にハスキーもいたり、もう少し暖かければもっともっと遊んでいたかったけど、だんだんと寒くなってきて帰ることに… (^^;




再び仁賀保へ下ってからは、約束通りに海沿いの道を北上!




折しも低気圧接近中で、打ち付ける波の迫力がヤバかったっす




それでも、だんだんと暮れゆく空と海の色が綺麗だったなぁ…






雪国暮らしをしていると、これからすぐに雪道のシーズン




しばらくは遠出はできなくなるけど、次のオトコ同士のショートトリップはどこに行けるだろうか展示してある