朝、子供たちの親友のお父さんから電話が。




お?




出てみると『サルナシが手に入りました♪』って!! \(^o^)/




今年は買いに行くのが少し遅くなってしまって手に入らなかったんです (T_T)




我が家のサルナシはまだ株が小さくて10粒くらいしか実らないしww




まさか、この時期に入手できるとは!!






さて、お届けしていただいたのがコチラ♪


大きさは3cm前後で、毛が生えていないキウイフルーツみたいな感じです




切った断面も味もキウイ。香りはキウイより強いかも♪




実はサルナシって《キウイフルーツ》の原種なんです




厳密にはこいつの《仲間》を改良したのが現在のキウイフルーツ




ちなみにサルナシは《マタタビ科マタタビ属》だったりします




食べ過ぎると幻覚出たりしてww




過去のブログにも書きましたが、昔マタタビの果実酒を祖父が作っていて、大掃除している最中にその瓶を見つけた母と伯母がナイショで飲んだところ、訳のわからんことを言いながら仏間で一時間くらいのたうち回ってましたww




その記憶があるからなのか、はたまた成分によるものなのか、前回作ったときもショットグラスで試飲した夜は変な夢見たなぁ。。






さて。




先ほどのサルナシ、ヘタの部分を取り除きながら瓶に入れていきます


果実酒にするには熟しすぎたものを使うとドロドロになっちゃったりするのですが、前回やってみたところ《ドロドロに熟してる》もの以外は問題ありませんでした




ただ、瓶に入れるときに衝撃で割れてしまわぬようにソーッと入れてあげます




⬇️ こんな感じ


本来は実をしっかり水洗いしてからキッチンペーパー等で水分を拭き取ってから使いますが、今回は見た感じそれほど汚れてなかったので洗わずに作業を進めてますww




実を瓶に入れたら、次は氷砂糖を実と同量程度入れます


ここでなぜ普通の砂糖じゃなくて氷砂糖?とか、どうして果実酒には砂糖(糖分)が必要なの?という疑問が出てくると思います




氷砂糖を使う理由はジワジワと糖分が溶け出すという性質にあります






果実酒が出来上がっていく過程はこんな感じ




最初は実の方が酒の液体中より糖分が高い

 ⬇️

実の中の糖分は皮を通り抜けられないため、逆にアルコール分が果実の中へ引き込まれる (浸透圧ってやつネ)

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香りや味の元になるエキスが果実内のアルコールに溶ける

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氷砂糖がジワジワ溶けていく

 ⬇️

実の中よりも酒の方が糖分が高くなる

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浸透圧の関係で、実の中に入っていたアルコールが、酒の方に引き出される (ここが実を引き上げるタイミングとなる)




と、まぁこういうことなんですね




なので『果実酒つくるよ~』っていう瞬間にグラニュー糖をドバドバ入れちゃうと、実の中から美味しい成分を引き出しきれないってことになっちゃうわけです (正確には、かなり時間をかけると一応果実酒は作れるらしい)




以下、分かりやすくまとめたサイトがあったのでリンクを貼っておきます




ってことで、氷砂糖を入れま~す


実と同量か、やな少なめくらいかな?




基本的には《実と同じ重さの氷砂糖を入れる》らしいけど、測ってやったことありませんw




まぁ、見た目で判断してもOK!




そこにブランデーを注ぎます


じゃ~んっ♪ \(^o^)/




果実酒っていうとホワイトリカーで作るのが基本なんだけど、八甲田にいた頃は泡盛を使って作ってました




今回みたいに香りがいい果実の場合、ブランデーで作るとすっごく美味しい果実酒が出来上がります




梅酒を想像すると分かりやすいかも




さて。


サルナシの場合はだいたい3ヶ月程で実を引き上げ、さらに熟成させていきます




ちなみに、前回は引き上げた実もめちゃくちゃ美味しかったです




サルナシ酒、飲めるようになるのは雪が融け始める頃かな…






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