FBのタイムラインに投稿に紛れて表示される広告にKEENと《Jerry Garcia》のコラボモデルが…
ちょっとヤバい感じの、いわゆる《カウンターカルチャー》の象徴みたいなJerryGarciaが天にのぼってから四半世紀くらいになると思うんだけど、まだ人気あるのネ
で、この人の名前を聞くと思い出すのが、K2が2000年を過ぎた頃に1000台限定で出した《Jerry Launcher》という、Jerry Garciaの追悼モデルだ
当時のファットスキーである《AK Launcher》のデザイン違いで、とても綺麗なクリスタルブルーが印象的なスキーだった
アメリカから取り寄せて読んでいたスキー雑誌のPOWDERとかSKIERなんかの《Buyer's Guide》に掲載されていて、デザイン的にも美しいしオリジナルモデルのフレックスもすごくしなやかなので『これは売れる!』と思ったのだが…
…ファットスキーそのものの国内需要がかなり限られていることもあり、公式には日本に入らなかったんじゃないかな?
なにしろAK Launcherでさえも展示会以外では都内で見かけることはなかったし、展示会に行ってこういうスキーのコーナーを見てると、さっきまでピタッとついていた営業マンがササッと消えていく&声をかけられる範囲からも消えるというのが常であったw
あの頃は、国内で買えるファットスキーと言えばK2の《AK Launcher》かサロモンの《AK Rocket》、遅れて出てきたRossignolの《Bandit-XXX》くらいだったかな
そうそう、Voileが《Mtn Surf》を出したんだった
ちなみに《AK》っていうのはアラスカ州を表す略号で《Deep & Steep》のエクストリームスキーの聖地ってことなんだろう
あの頃、八甲田に行くと《ガイドくらぶ》の葛西さんがAK Rocketにテレマーク金具をセットして使っていて『やべーこの人。。』って思った記憶がある (先輩ゴメンナサイww)
その時は、まさか数年後に自分が八甲田のガイドになってBandit-XXXに乗るなんて思いもしなかった
そもそも、こういったスキーは店に持ち込まれても山スキー用のビンディングの取り付けゲージがはまらなくて、スキーとゲージの間にファットスキー用のアダプターをセットして穴あけ作業をした記憶がある
たしかセンター幅はどれも90mm前後だったから現在では全く太くもないんだけど、とにかく存在感がハンパじゃなかった
話を元に戻すが、K2は以前から限定モデルを時々リリースするメーカーである
ローリング・ストーンズの『あっかんべー😛』のマークが入ったモデルなんかも
⬆️ この程度ならOKだけど…
⬆️ ここまで来ると、履くには結構勇気が必要かもw
で、先ほどの《Jerry Launcher》について改めて調べていたら、本人の存命中に作られたらしき限定モデルがあった
まだ全てのモデルがアメリカ生産だった頃の名作だ
このプリントのネクタイなんかもJerryGarcia公式でK2コラボとして復刻発売すれば売れるんじゃないかな?
そうそう、AK Launcherが出回ってからしばらくした頃に、これをベースにして《Work Stinx》っていうテレマーク用のモデルが発売された
トップのソフトフレックスが『絶対に深雪で刺さらない』と直感できる板で、半透明のトップシートからウッドコアが透けて見えるデザインも斬新だった
何台仕入れたかな… そんなに多くはなかったけど仕入れた分はすべて売り切った
自分でも一本買ったが、酸ヶ湯のガイドチームに入ったらスポンサーのしがらみで一度も使うことなく仲間に譲ってしまったなぁ…
それにしても《Jerry Launcher》、紙面で見た独特の吸い込まれるようなブルーのデザインは忘れられない
もし新品で売っていたら買ってしまうかも…