岩手に移住してから我が家にやって来た2代目ジムニーJB23、早くも5年が経過して2回目の車検




まぁ5年目ともなると気になるところはあちこちありまして… (^^;




《自分でやれるものは自分でやってしまう》ので、下手にクルマ屋さんに頼んで高くつくものは無いのですが、今回はエアコンフィルターを除いてトーチャンの手には負えないものを頼むことに…






新車時に施工してもらった下廻りの特殊な防錆塗装はまだ生きているみたいなので、今回は補修のみ



その他、ミッションとトランスファーとデファレンシャルのオイルは交換しなきゃ



《サイレントチェーン方式》のエンジンなのでタイベルは無いけれど、ファンベルトとエアコンのベルトも交換



プラグもそろそろ…



先日タイヤ交換する前はジャダー(ハンドルが80km/hくらいでブルブルするというジムニーの持病)が出ていたので、キングピンもオーバーホール。。



あとは診てもらって必要なところはやってもらうことに。






んでもって下が明細です


ブレーキオイルも換えてたのね




4WD-Lスイッチの夜間照明ランプが切れたので、ついでに交換依頼



タイヤ交換したら左の後輪が何となくはみ出てる感じなので、リヤの調整式ラテラルロッドをいじってもらってキッチリとセンター合わせしてもらいました



ジャダーについてはタイヤ交換で解消されたので、恐らくタイヤの磨耗によってホイールバランスが崩れていたのが原因であろうとのこと



見積もり段階で結構かかっちゃいそうになり、今回は《ジャダーストップキット》の装着を見送ることにしたのですが、車検から上がってきたらクルマ屋さんの好意で工賃に組み込んで装着してくれてました \(^o^)/



いちばんかかるのはキングピンのオーバーホールの工賃なんだよなぁ… 担当さんと話したら『次の車検までは持ちこたえられない』とのことで致し方ありません。。



で、総額は…


163396円っ (T_T)



安くしてもらったけど、やっぱりかかるよねぇ。。






さてさて、本題のジャダーストップ・フルキットです




現行型の軽規格のJB23と普通車規格のJB33・43は様々な要因で車速80km/h前後の時に道路の継ぎ目などを乗り越えた衝撃がきっかけとなってハンドルが信じられないほど左右にブルブル震えだすという《ジャダー》という現象が起きることがあります



ボクの今回のようにタイヤの偏磨耗に原因があったり、キングピンにガタが出ていたり、ラテラルロッドのブッシュが痛んでいたり、原因は様々なようでして…



そんな中でも『コレつけると(ほぼ)確実に治まる』のが、工藤自動車さんの《ジャダーストップキット》



今回はフルキットの装着ですっ!


内容は写真の左上にある通りで、メインなのが《ジャダーストップリング》と《ジャダーストップナット》の2点



シムは必要に応じて取り付けるみたいな感じなのかな? 外から見えないので使ったのかどうか確認できず。。



装着する場所は下の写真の通り


《ジャダーストップ・リング》には切り欠きがあり、その気になればユーザー自身で交換もできるらしい




シムの交換は要・不要の判断を含めてプロに任せた方がいいみたいネ (^^;




ここに記載されている通り、タイヤの偏磨耗やホイールバランスの不良は確かにジャダーの原因でした、ハイ。



ホイールに両面テープで貼り付けられているウェイトって、だんだんテープが硬化して剥がれていなくなっちゃうんだよネww



《数ヵ月後に再発》した場合はラテラルロッドのブッシュが原因とのことですが、その場合はブッシュ交換ではなくロッドごと交換になるという話でした ( ̄  ̄;)



また、純正サイズのタイヤの場合は空気圧を高めにすると、確かにジャダーが出やすかったです



今回履き替えたタイヤはLT規格のため前後とも2.0kにしてありますが、これも様子見て1.9位にした方がいいのかもなぁ…



185/85R16を履いている皆さん、空気圧どうしてるんでしょ?? 是非コメント下さいませ。




さて、次に《ジャダーストップ・ナット》


これをステアリングギアボックスからタイヤに繋がる《ステアリングロッド》と、左右のタイヤを繋ぐ《リレーロッド》の、それぞれのジョイント部分のナットと交換します



当たり面の面積を増やすことでガタが出づらくなっているということのようです



装着する場所は下の写真の通り


フムフム。Φ(.. )



…って、トーチャンが自分でやったわけではないのですが。。



まぁこんな感じになります


ナックル周りの銀色のリングが《ジャダーストップ・リング》で、その下のボルトが4本ついてるのがキングピン



4型に乗ってたときはナックルがしょっちゅうグリスだらけだったけど、いまの9型はそういう症状は出てません




車両右前から覗き込んだところ



ここのところ林道探検が続いてるのと雨天続きであちこちに泥んこが… ( ̄▽ ̄;)



で、黄色いのはラテラルロッドで、その前方のものがステアリングロッドです




ジャダーストップナットの装着箇所を拡大したところ



確かに最初からこのサイズのものにして欲しいですネ




こちらは左前輪のステアリングロッドの末端


ん~ガッチリしててイイ感じになってます (^^)





さて、走行インプレッション♪



タイヤ交換してからジャダーが収まっちゃったので、《ジャダーストップ・フルキット》を付けたら明らかにジャダーが消えたっ!という実感はありませんw



しかしジャダーストップリングがしっかりとナックルを押さえつけているのが実感できるのが、カーブでステアリングを切った後に手を離してもスッとセンターに戻らないw



いい言い方をすると『ハンドルがドッシリした』



悪く言うと『復元力が低下した』ww



ステアリングダンパーを装着すれば少し変わるのかな…?



ステダンと言えば、ジャダー対策でステダンつけるといいっていう人がいますが根本的解決にはなってないので要注意です



やっぱり《ガタ》がある部分から攻めていくのがスジかと。




まぁジャダーストップキットの装着によって最初のうちはハンドル操作になんとなく違和感がありますが、すぐに慣れることができる範囲だと思います ジャダー発生の予防にもなるということなので新車時に装着しちゃってもいいかもしれませんね



そうそう、ある程度のスピード(50km/h前後~)で段差を越えた時にクルマが一瞬横を向きそうになるのが抑えられているような気がします



ジムニーはラテラルロッドで斜めにボディとシャーシを繋いでいるのでバウンドするとボディだけねじれる現象がありますが、先日ショックの延び側の減衰力をダイヤル回してMAXにしたためなのかジャダーストップキットを取り付けた影響なのか、通勤の際の農場の中のダートですっ飛ばしても、なんだかすごく落ち着きが出た感じ \(^o^)/



…農場内の制限速度10km/hなのはナイショ♪