**レスポンスジェット装着後にブーストが上がらない・逆に下がっちゃったという方は、この次の『レスポンスジェット その後』を是非お読みください**





以前予約注文していた、K-PROさんの《レスポンスジェット》がようやく届きました \(^o^)/




以下、商品説明より転載



レスポンスジェットは車両の『過給圧制御ソレノイドバルブ』にかかる圧力を精密ジェットにより制御しブーストの立ち上がり特性・パワーを向上させる画期的なアイテムです。
ジムニーJB23 専用設計のK-PRO MINICONと組み合わせる事により、さらにパワーUPが期待できます。

1.『過給圧制御ソレノイド』を機械的に制御する方法は、中低速域のブーストのUP幅が大きく〜負荷が増してくるとノーマルブースト圧に近づく特性になります。エンジンの負担が最小限ですみます。

2.ブースト圧がエンジンの負担になる圧力以上になった場合は車両ECUが異常ブーストを感知しブーストリミッターが動きます。高ブースト圧によるシリンダーダメージは最小限で済みます。

3.ジェットの穴径の変化によりブースト圧を決定している為、スクリュー調整式のような曖昧な設定をしなくても確実なブースト圧の設定が可能です。




で、お値段は楽天で1諭吉ちょい


シリコンゴムの配管etc.が大体1000円ちょいとして、本体は8~9000円くらいってところかな




加工精度が高いものなのでコストがかかっちゃうのかも



セット内容はこんな感じで、ジェットの種類を変えるとブーストのかかりかたが変わるらしい



とりあえずは#20のパワー重視のものをチョイス!




説明書通りにつけてみました


ソレノイドバルブにつながる2本のホースを引っこ抜き、それぞれのホースに三又プラグを噛ませて《レスポンスジェット》を割り込ませます





製造元はシエクルみたいで、説明書の中身も同じような抽象的なイラスト…




写真も白黒なのでよく解んないww




まぁこの辺りは《みんカラ》なんかの画像を事前に予習しておいたので、スムースに作業できました





そもそも『ソレノイドバルブってどこにあるもの?』ってところから予習しておく必要があるかも。



作業自体は狭いスペースでやることになるので、リザーバタンクをこじりながら上に引き抜いて、スペースを少しでも広げて行いましょう





#16も気になるけど、まずはどのくらいパワーが出るのか楽しみなので迷わず#20でいきます!





トラブル起きないといいなぁ…






20分もかからずに取り付けを終え、早速テストドライブへ♪




しか~しっ!




最大ブースト落ちてんぢゃん!




いままで通常域で0.8程度、登り5速ベタ踏みで0.9弱だったのが、全域で軒並み0.1以上落ちてる




それほど劇的にブーストの立ち上がりがよくなった感じもないし…




道端でボンネット開けて、メクラ板に換えてみたけど、やはり元のブースト圧に戻らず。。




そういえばなんかプリントがもう一枚あったなぁ




コレコレ。


なになに?




ソレノイドバルブをU字に配管して殺してしまい、エアクリ側からの配管とチャンバーウエストコントロールバルブからの配管とをレスポンスジェットに繋げと。




フムフム。




で、完成!


付属のホースを最初にカットした長さがよくなかったので、Φ4のシリコンホースを買ってきて付け直しました




分かりやすいようにエアクリ側の配管のスタート地点(上)をアップしたところ




下でU字になっているのがソレノイドバルブです





こちらがチャンバーウエストコントロールバルブへの接続部分




試しに走ってみると、3速からブーストが0.9まで上がるように激変しており、2500rpmを越えたところからの加速感がグッと力強くなっているのが体感できます




しかし最初の説明にもあるように、最大ブーストがアップする製品ではないため、MAXでも0.9越えるかどうかってところまで




せっかく中低速域の加速性能が上がったので、ここで自作のブーストアップパーツを装着することにしました


ジムニーをはじめとした軽自動車では定番の『アクチュエーターロッドにバネを取り付けちゃう』ってヤツです




とある一定のブーストがかかるとブースト圧を逃がしちゃう構造になっているものを、バネで抵抗を与えることで逃がしづらくするというもの




微調整ができるように《オーフボルト》というパーツを噛ませ、テンションを調整できるようにしてみました


ステーはステンレスだけどバネは市販の線径1.2mmのもの




1.4mmでも良かったかなぁ… とりあえずネットで皆さんが使っているのと同じもので試すことにしました




結果…




最大ブースト1.0近くまで上がりました \(^o^)/




加速がめっちゃ力強くなってるのがわかります




なんか排気量上がったみたいな。




でもバネは270円のものなので、どこまで性能が続くやらw






ところで。




説明書通りに配管してうまくいかず、別の方法に変更したことによる車両へのリスクやデメリットをK-PROさんに聞いてみました




ソレノイドバルブを完全に殺すのですが、それがどんな働きをしているかというと 


①車速が134km/h(メーカー公表値)になるとブーストを逃がして速度アップを抑制する
 そんなにスピード出すことないですよね、違法だしww


②アクチュエーターに過大なブースト圧(0.7・0.8~1.3 メーカー公表値)がかかると、それを逃がす
 ⬇
『メーカー公表値の幅が広すぎるんですよね~』とのことww


精密に『◯◯になったらリリーフする』という構造ではないらしく、新車1台ずつの最大ブーストも違うんだとか


なるほど~


『だから製品の導入でAさんは1.2まで上がったけどBさんは0.9までしか上がらなかったとしても、それはなにもおかしくないんです』とのこと


フムフムなるほど


よくわかりましたですハイ。


ついでに自作バネキットのデメリットまでお恥ずかしながら質問させていただいたりなどしまして。




そして、配管し直したやり方でK-PROさんの車両にもお客さんの車両にも異常は出ていないし車検も問題ないそうで、ひと安心





でも、電話を切ったあとに釈然としなかったのが『なんでメクラ板を装着しても、最大ブースト圧がレスポンスジェット装着前の状態に戻らなかったのか?』ということ




ネットで再び調べてみると、三又プラグの内部の仕上げ精度が悪くて自分で削ったなんていう話が出ていたので、早速チェック!


ん~、仕上げはバッチリなんだなぁ




で、ふと気づいたのがプラグの内径


メーカーのサイトを見ると、プラグの外径は書いてあっても内径の表記がなく、測ってみると3mmでした




使っているホースは内径4mm(いわゆる4パイ)だから、単純に断面比で4割ほど狭いことになるぢゃん!




もしかしたら原因はここにあるのか⁉




JURANから外径6mmの三又プラグが発売されており、恐らくは内径が5mm程度のはず




早速K-PROさんにこの件についてメッセージを入れ、すぐに返信をいただきました




自分でも今度イエローハットで太めの三又プラグを探して取り付けしてみようと思います