THE世界遺産 メキシコ シアンカアンのセノーテ水中鍾乳洞とドラえもん「のび太と竜の騎士」 | MovingPlanet(惑星ブログ)~時をかける物語旅行~

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世界遺産を見た。

本日はメキシコのユカタン半島の世界遺産シアンカアン保護区にあるセノーテという泉から入る水中鍾乳洞

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ユカタン半島の石灰岩層は壮大な地下世界も作ってきた。それは聖なる泉「セノーテ」で敷地内のジャングルにはいくつものセノーテが点在している。そしてそれぞれ地下でつながりいまだその全容は解明されていない。今回セノーテに15年以上潜り続ける水中カメラマンに依頼し、その神秘の地下世界の撮影に成功した。

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そして、ジャングルの中に点在する神秘の泉「セノーテ」それらは太古の昔から変わらぬ姿を残し、動植物たちのゆりかごとして存在し続けてきた。シアンカアンを守る管理官の活躍の様子と地下に広がる神秘の世界を中心にその魅力に迫る。

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世界遺産オフィシャルHP

Moving Planet(惑星ブログ) ~本、映画、音楽がつながる世界~-シアンカアン

何気に見たが、
とてつもなく綺麗でびっくりした。

現地で水中カメラ万曰く
「セノーテは神秘的で、自分探しの旅に出かけているかのようだ。」

「映像制作現場より 気になるものを紹介!!」にUPされている本放送の写真はこの世のものとは思えない綺麗さだ。




また、何より今回惹かれたのは、そのセノーテや水中鍾乳洞の成り立ち。

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海底でサンゴなどが堆積することによってできた石灰岩が地殻変動によって地上に隆起した場合、雨水や地下水によって侵食を受ける。但し一般の岩石とは異なり、石灰岩の主成分である炭酸カルシウムは酸性の液によって溶ける。つまり、二酸化炭素が溶解した地表の水にはよく溶けるので、通常の岩石より激しく浸食され、その内部に多くの空洞を生じるようになる。結果として、表面には溶けた石灰岩の残りが突出し、内部には空洞を生じ、あちこちでその空洞に通じる縦穴が生じるという、特異な地形となり、これをカルスト地形と呼ぶ。鍾乳洞はカルスト地形の地下に生じる構造である。
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(鍾乳洞 wikipedia)

鍾乳洞は上記のように、空洞なのに、なぜ水中にあるのか?

地殻変動で鍾乳洞が出来上がったあとに、
何かのきっかけで水がはいり、その後、いくつかの地中に穴ができたということらしい。

これを見て、僕が連想したものは、
大長編ドラえもんシリーズ8作目「のび太と竜の騎士」である。

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ここからネタバレ注意

この中で地底の大空洞、壊れた「どこでもホール」の代わりに多奈川の河底から
再び地底に入り込むところなどを連想したのである。

見た人は共感してもらえるのではないだろうか。

今から思うと藤子F不二雄は、長編どらえもんでは、SF的な要素をふんだんに盛り込んで
作品の舞台背景としている気がする。

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藤子・F・不二雄は
カナダのラッセルが提唱したディノサウロイド(恐竜人)の写真を雑誌で見て、地底人のデザインの参考にした(ドラえもんふしぎ探検シリーズ恐竜大探検の藤子・F・不二雄と小畠郁生の対談より)。
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wiki ドラえもん のび太と竜の騎士

これにその対談があるらしい。超チェック。

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長編どらえもんシリーズは今見返してみたい。
新しい発見がいろいろありそう。

今回の記事は、シアンカアンのセノーテとどらえもんをつなぐ試みであった。

それにしても、メキシコ シアンカアンのセノーテいつか行ってみたい。


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