- 京極 夏彦
- 邪魅の雫
発売開始からすぐ買ったというのに、
なかなか読めていなかった一冊。
分厚いので電車に持っていかなかったため(笑)
やっと今半分ぐらいまで読んだが、やはり京極作品は面白い。
文中に出てきた名言をメモ。
(これから読む人は内容とは関係ないですが、一応ご注意ください)
「自分が特別だと、自分と世界は同等だと、自分が世界の真ん中に居るのだと、
そう思いこまなければ生きていくのが難しい時というのは、矢張りあるのだ。
「世間ってのは何です?」
「君でも、僕でもない、君と僕だ。此処には君と僕と関口君を交えた世間がある。
・・・・・」
「人が何をしたって世界なんてものは変わらないんだよ。そして、君の狭い世間も
変わるものじゃない。」
どうも今回の作品はこのへんがテーマになっているようだ。
いつもどおり出てくる京極等の薀蓄がここちいい!!!