また、心に染み入ったのは、第一部の宝田明物語でした。
正直、宝田明さんのことは、よく存じ上げませんでした。
映画もあまり観ないので、ゴジラのことも知らず、テレビでお見かけするか、ミュージカル座のルルドの奇跡の舞台で観劇したことくらいしかなく、一部は失礼ながら退屈かなと思っていたら、それは大きく裏切られました。
81歳の宝田さんが小学校5年生のときに体験された満州引き上げのことを、現代にラジオ放送でその当時の流行歌や唱歌を織り交ぜて伝えるという創りでした。
思いがけず、劇団四季の李香蘭のような流れで、子どもの体験からの話で受け入れやすく、今の子どもでは信じがたいご苦労の数々で心に染み入り、平和が一番とラストで歌われるのには、本当にそうだなと納得しました。
声高に戦争反対!というのではなく、静かにじわじわと心に入ってきます。
何しろ体験者が語り部でつらい体験を語ってくださるので、説得力がありました。
多くのシニアや若い世代に観てもらいたい作品です。
第二部のミュージカルコンサートは、瑠美さんの衣装着きの「李香蘭」や(一部はラジオの録音の場面なので、シンプルなブラウスとスカートだった・・これでしか聞けないのかとがっかりしていた・・・)「エビータ」より、「ブエノスアイレス」がゴージャスで迫力ある歌声で凄く良かった!!いつもクリステーヌなどソプラノを聞いているので新鮮でした!!
青山明さんの「ポニーとベス」から、「ニューヨーク行きの船が出る」もダンスもついて、瑠美さんがベスの芝居をして素敵でした!私は実は9年前に青山明先生のミュージカルワークショップに通っており、舞台も出させていただいておりました!当時はキャッツより、ジェリクルキャッツの振り付けを簡単にしてもらい、教えていただきレッスンしたのを思い出されました。実は明先生のダンス付の歌を観劇したのは昨日が初めてでした。ダンスのセンスやキレが最高です。
沢木順さんの「マイウエイ」、本間ひとしさんの「よいとまけ」、鐘丘りおさんの「コーラスライン」より、「愛した日々に悔いはない」ラストに宝田明さんの「ラ・マンチャの男」から「見果てぬ夢」も一部のお話を聞いたあとなので、心にじんわり効きました。メッセージとして、お客様にもいつまでも夢を見続けてください!と!
そして、出演者全員でフィナーレ「ファンタスティックス」より、
「Try to Remember」
以前宝田座で上演したとのことで、ハーモニーもきれいで穏やかな歌声で、穏やかに終わりました。
たまには、円熟味のあるベテランの歌声もいいですね。
行ってよかったです。今日5日のマチネで千秋楽です。内幸町ホールにて14時開演です。
今後は全国展開もあるかも?しれないとのことで、第二部の舞台写真撮影や録画は大いにして宣伝してくださいとのことで写真撮影しました。

