俺は伝説を見た:「マトリックス」レビュー | Ryan D.Cuemericの気ままなブログ

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書きたいことしか書かないようにしてます。映画、アニメ、漫画など、色々レビューしたり、日常生活で思ったことを書いたりします。また、小説なんかも書いて行きます(小説家になろうと並行して)。

 

前書き

最近クラス替えがあって、前同じクラスだったとある奴がとなりのクラスになりました。そのとある奴というのが、

「俺、百合アニメしかみいひんねん。ごちうさとかリコリコとかな。」

とか言ってるような奴です。この前、放課後にそいつのいるクラスに行ったとき、そいつが開口一番こう話しかけてきました。

「俺が好きなのダイイチルビー~」

どうした急に。そいつが前のクラスで他の奴にウマ娘をすすめられてやっていたのは見ていたが、どうせすぐ飽きると思っていた。こんなこと言っているんだから相当ハマったのだろう。原神にもハマって、いろいろ大変やね。でも好きなものがたくさんあるっていいことだよね‼

 

そんな僕も現在ハマっている映画鑑賞をしてレビューでもしようか‼今回レビューする映画は

マトリックス」です。

もはや言わずと知れた名作SFアクション映画ですが、恥ずかしいことに今まで見たことがありませんでした。ということでレビュー行っていこう。ネタバレありです。

 

あらすじ

トーマス・アンダーソンは大手ソフトウェア会社に働くプログラマーである。しかしトーマスは凄腕ハッカーネオというもう一つの顔があった。

ある日、トーマスのパソコンに奇妙なメールが送られる。その後トリニティと名乗る謎の女性に出会ったトーマスは、モーフィアスというトリニティの仲間を紹介される。モーフィアスは、人類が生きていると思っている世界は実はコンピューターによって作られた「マトリックス」と呼ばれる仮想世界であり、本当の現実世界はネオをはじめとする人間たちはコンピューターに支配され、眠らされていたという驚きの事実を伝える。やがてモーフィアスの誘いに乗り、コンピューターが支配する世界から人類を救うために戦いを始める。

 

難解だが面白いストーリー

この話すげー面白いよな。SF映画というと、パシフィック・リムとかロボコップとかみたいな頭の悪そうな映画だという偏見を持っていたが、今回は難解だがよくできていて非常に面白かった。近未来的な世界観に哲学的な思想を取り入れていて、これがストーリーとマッチしていてよかった。

この複雑なストーリーに加え、主人公の成長や周りの仲間たちの人間模様もわかりやすく描いていて、こちらもかなり良かった。SF映画というのはこういうのはあまり作らないものだと思っていたが全然そんなことなかったな。

さらに、エージェントたちに追われるシーンとかは普通にヒヤヒヤしちまったぞ。こういった感じに適度に緊張感も入れてるのだから本当に一分の隙も無い脚本である。今まで見てきた映画の中でもトップクラスにいい脚本だ。

 

マジスタイリッシュだよな

やはり、この映画の一番の魅力はアクションである。作品全体ではそこまでアクションは多くないが、そのアクションがとにかくスタイリッシュでかっこいい。いちいち挙げているとキリがないので個人的に気になったシーンをいくつか挙げてみる。

 

1、修行シーン

これ嫌いな人いない説。今まで見てきた映画の修行シーンの中でも、酔拳と争うレベルで好きなシーン。カンフー振付をユエン・ウーピンがやってるだけあって、ちゃんとカンフーしている。その後でもそうなんだが、この映画ってわりとしっかりめにカンフーしてるんのよの~。少なくとも拳精よりはカンフーしてたぞ。

で、このシーン。所々人間を完全にやめてるトンデモカンフーが見れるのだが、トンデモカンフーも本格カンフーもどちらも楽しめるのが一番の魅力。これを機にカンフー映画がもっと広がってほしいところである。

 

2、ロビーファイト

終盤でモーフィアスを助けに行こうとするシーンにて、警備員たちを銃で殺しまくるシーン。無茶苦茶スタイリッシュな映像だし、演出も見てて飽きないし、銃撃戦なのにここまでかっこよく見せている。なんか側転しながら銃を撃ったり、壁を走ったりと、重力ガン無視アクションである。これもまたスタイリッシュなので好き。よくこんなの思いつくな。

 

3、vsエージェントスミスinビルの屋上

いつもの名シーン。いまだにいろんなところでパロディされているほど、このシーンが与えた影響はすさまじい。この映画を見たことがない人でもこのシーンを知ってる人は多いはず。

ちなみにこの前に出てきたエージェントスミスの銃の避け方の方が好きって人もいるしそれも納得。でもやっぱ、こっちの方が俺は好き。

 

4、vsエージェントスミスat地下鉄

これも名シーン。はじめの銃の撃ちあいから始まり、そこからのカンフーもかっこいい。カンフー映画好きの俺からしてみればこの映画カンフーばっかで最高だぜ。

 

他にもサイコキネシスで銃弾を止めるシーンなんかも好き。

 

これらをかっこよくないという人が俺の近くにいるが、それはまた別のお話。

それにしてもまあよくこんなにかっこいい絵が撮れるもんだぜ。感心するよなァ。

ところで前にレビューしたリベリオンのDVDの宣伝コピーが

「マトリックスを超えた!」

だそうだが、残念ながら超えられてはいない。別のベクトルでは超えた気もしないこともないが。

 

っぱ映像っしょ!

これほんとに20年前の映画かよォ‼いろんなところは古臭さを感じさせないし、CGも最先端だしで視覚的面白さが高すぎるだろ…いろんなセットもサイバーパンクな感じで好みだし、こういったSFオタクのために作った映画なんじゃねえの⁉監督はまじのSFオタクなんでこんなのが作れたンだろうけど。これを作ってくれてありがとう!

 

まとめ

ストーリー、人間関係、SF要素、アクション、カンフー、すべてをうまくまとめ上げた素晴らしい傑作映画。見ててこんなに心が震えたのは久しぶりである。今まで見てこなかった俺が言うのもなんだが、これを見たことがないのは普通に恥である。人生を損しているとしか言いようがない。そんぐらい面白い。映画をあまり見ないという人も、アニメのほうがいい!って人もこれだけは見とけ。

個人的ベスト映画の中のベスト映画です。SF映画はパシフィックリムこそ至高だと考えていたがこれが一番だわ。

というわけで今回のレビューを終わるぞ。次のレビューでまた会おうな‼