脱力系だが、痛みが伝わるアクション作品

 

人気作品の第三弾ですが、劇場で初めて鑑賞しました。

1作目では高校生だった二人も本作では遂に20歳。彼女達に与えられたミッションは宮崎での暗殺案件。

一見簡単そうに思えたミッションだったものの、そこに現れたのは最強の敵で絶体絶命の危機に陥る二人はさぁどうするか?と

いう作品です。

 

主役の二人は、普段は脱力系キャラクターですが、一度拳銃とナイフを持つと凄腕暗殺者に早変わりするというその変化が2時間

足らずの作品で何度も見せるのは二人の演技による賜物でしょうか。特に二人の会話シーンは、「ドキュメンタリー?」と思える

ほど自然です。

二人を演じる高石あかりと伊澤彩織。高石あかりは、本格的に女優活動を始めたのが5年ほど前で伊澤彩織においては本職がスタントパフォーマー(スタントウーマン?)。二人とも演技が上手く、また、アクションも素晴らしく、キャスティングの妙かと

思います。因みに伊澤彩織の実年齢と本作のキャラクターの年齢の差を知って驚きました。これは元々童顔だから?それとも演技。いずれにしても凄いです(笑)。

 

二人の前を阻むのが、池松壮亮演じる冬村。かなり癖のあるキャラクターですが、とにかくアクションが凄い。「本職アクション俳優?」と思える素晴らしいパフォーマンスでした。

主役の二人と池松壮亮のアクションシーンは、計算された動きであるものの、痛みを感じるもので、ジャッキー・チェンらの華麗なアクションとは異なります。この迫力あるシーンを俳優たちと作り上げているのが、アクション監督の園村健介。

高石あかりのアクションも違和感なく魅せるのは園村健介の力量ですね。

 

シリーズ作品は、3作目もくればマンネリ化してきますが、本作はまだまだ続きそうですね。

 

【2024年/日本】

【ジャンル】アクション

【出演者】高石あかり 伊澤彩織 池松壮亮 前田敦子 他

 

 

映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』公式サイト 9月27日(金)新宿ピカデリーほか全国公開 (babywalkure-nicedays.com)