この込み上げてくる熱い気持ちは何なんだろうか

 

日本のスポーツ漫画で一番人気ではないか?と思える「SLAM DUNK」。海外に行き、バスケットボールが人気の国で日本人とわかると「SLAM DUNK」について聞かれたり、自分がどれほど「SLAM DUNK」を愛しているのかをアピールする。

日本が世界に誇るアニメーション、漫画が海外でもその地位を確立し、その国民だということで羨望(?)の眼差しを受ける。

喜ばしいことです。

 

が、私は原作漫画の「SLAM DUNK」を読んだことはない(笑)。桜木花道はじめ主要なキャラクターやその関係性は何となく理解しているが、本作で描かれているインターハイの山王工業の死闘の存在すら本作を鑑賞するまで全く知りませんでした。

では、なぜ本作を鑑賞したのか?しかも上映初日に(笑)。

 

「スポーツを扱った作品だったから」「話題作だったから」加えて他の作品を鑑賞する度に上映される「本作の予告編に惹かれたから」。これらが鑑賞した理由でした。

 

人気漫画作品が原作ということもあり、作品のクオリティは高いとは思っていましたが、上映前に「テレビ放送時の主題歌と違う」「声優が違う」などの批判的コメントもあり、上映前のSNSでのコメントは低評価も少なくなく、「実際のところはどうなんだろうか?」と思い、鑑賞しました。

 

上映開始から綺麗なアニメーション画に引き込まれ、鑑賞しながら登場人物の詳細な人物像や関係性を理解していき、クライマックスの試合に突入しますが、正直、「スクリーンから目が離せない」とはこのことと上映中全く集中も切れずにストーリーに没入しました。

 

私は普段アニメーション映画を鑑賞する機会は少なく、バスケットボール経験者でもないです。が、勝利に向けて戦う選手、コーチ、サポート、応援者全員に感動し、胸が熱くなりました。

 

映画は作り物といえばそれまでですが、まるでスポーツの試合を生観戦し、それがとても素晴らしい試合だったような感覚を映画館で覚えました。とてつもなく素晴らしい映画でした。

 

これを鑑賞したからといって原作本を読む訳でもなく(いまだに未読)、聖地巡礼することもないですが、映画館で観るアニメーション映画として、ストーリー、音楽、声優どれも素晴らしかったです。

やはりアニメーションは日本が世界に誇る文化であることを本作は証明してくれました。

 

鑑賞した後思い出したのが、海外で「SLAM DUNK」を熱く語ってくれた彼や彼女達。彼らはこの作品をその後観てくれたのでしょうか?また、私のように熱い気持ちになってくれたのでしょうか?興味があります。

【2022年/日本】

【ジャンル】アニメーション

【出演(声優)】仲村宗悟 笠間淳 木村昴 他

 

 

 

映画『THE FIRST SLAM DUNK』 (slamdunk-movie.jp)