実際の戦争には超人的ヒーローはいない
文禄の役における閑山(ハンサン)島海戦を舞台に朝鮮、日本それぞれの武将の視点で描いた作品です。
歴史戦闘物といえば必ず超人的な活躍をするヒーロー戦士が登場し、明らかにCG
を使っているシーンのオンパレードの作品が多いですが、本作にはそのようなヒーローは登場しません。
その為、実際の戦いは本作に登場するような知力を駆使した泥臭い戦いであったのではないかと思います。
いくつかの戦闘シーンではCGを駆使していましたが、特に兵士達の戦いには驚異的なジャンプ力や回転しながら相手をなぎ倒すような兵士は登場しませんでしたので、
リアリティのある戦闘シーンだったと思います。
朝鮮、日本それぞれの武将イ・スンシン、脇坂安治それぞれ相手を分析して戦術を立案し、戦場で指揮するシーンは良かったです。が、日本の武将は日本人に演じて欲しかったですね。悪くはなかったですが、日本人俳優の方がより良かったように思えます。
【2022年/韓国】
【ジャンル/アクション・ドラマ】