悪事はいつかはバレる
サスペンス漫画の映画化作品です。
出演者は、ほぼ2人で舞台は山と山小屋のみ。上映時間が74分と最近の長時間
傾向と比較すると逆行作品。
ですがその短い時間にコンパクトにまとめられており、無駄なシーン、意味もなく
時間を稼ぐシーンなどなく楽しめました。
物語は登山中に遭難した二人の男性登山者で一人は足に大怪我を負っている。死を覚悟した怪我をしている男性は過去の過ちを告白し、最期を待つことになる。が、奇跡
的に山小屋が見つかり、二人はそこへ避難。
ここで告白した男、告白された男が密室を舞台に心理戦が始まる。
外は猛吹雪で逃げ出せない密室環境での恐怖はスクリーンを通して感じることができ
ました。
多少オーバーな演出がありますが、観終わると納得できる内容です。
人はやはり悪いことはできないですね。
全編主演の生田斗真とヤン・イクチュンの二人劇で会話、表情、動きで恐怖感を倍増
させてくれます。特にヤン・イクチュンの髭面、たどたどしい日本語は恐怖を与える
には十分な効果を発揮しています。
驚きのキャスティングは、奈緒です。特に有名女優を起用しなくてもと思いますが、
これはネットか何かでサイドストーリーでも放送するのでしょうか?
この作品だけの為の起用であれば、豪華です。
舞台も限定され、キャストもほぼ二人。にも関わらずエンドロールで表記される名前、会社の多いこと。映画ビジネスには多額の費用がかかることがよく理解できました。
【2024年/日本】
映画『告白 コンフェッション』公式サイト (gaga.ne.jp)