最初から前編・後編公開が発表されていたので途中終了は止む無し

 

 

人気漫画の映画化で若手人気俳優の品評会のような作品です。

一昔前なら俳優のヴィジュアル重視で中身は「う~ん」的な作品が多かったですが

(要はアイドル売り出しの為のプロモーション的要素が高かった)、最近は芸達者な

俳優が増えた為か見応えある作品でした。

 

パート1の評判より本作がパート2であり、公開前から前編・後編に分けて上映ということを発表されており、本作も「ここで終わるのか?」と若干中途半端なところで

エンディングを迎えます。但し、観客への次作への期待を込めた良い飢餓感を持たせての終わりで作品(製作側のプロモーション?)としては良い終わり方だったかと

思います。

 

2000年代初頭に香港で「古惑仔(邦題:欲望の街)」という映画が製作されました。本作は、現地の人気漫画の映画化で若いチンピラヤクザたちの成り上がりを描いた作品で当時の人気アイドル俳優たちが挙って出演し、現地をはじめアジア各国で人気になり、後にシリーズ化されました。

当時、香港をはじめ各地で問題になったのが「ヤクザを美化している」「作品に憧れて若者が非行に走ったらどうするんだ?」などの批判の声です。

まぁ、批判があるということはそれだけ人気、話題になった作品だったと思います。

 

実は「東京リベンジャーズ」のキャスティングや戦闘シーンを観る度に、この古惑仔を思い出します。漫画の映画化、イケメン俳優の品評会、シリーズ化、見応えあるストーリーなどなど共通点が多いからです。

「古惑仔」は、暴力シーンなどが批判の的でしたが、本作はそれほどというか全く

批判の声が聞こえてこない。

これは、時代によるものなんでしょうか?それとも今の世の中、もっと酷いことが横行して「若者の喧嘩」ぐらいでは話題にならなくなったんでしょうか?

変なところで気になりました(笑)。

【2023年/日本】

【ジャンル】アクション

【出演者】北村匠海 吉沢亮 山田裕貴 他

 

 

 

 

映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』公式サイト (warnerbros.co.jp)