”鉄人”喜多見チーフをはじめとしたMER面々の大活躍

 

人気テレビドラマシリーズの映画版。

今回はドラマの東京ではなく横浜を舞台に爆破テロが発生した横浜ランドマークタワーを舞台にTOKYO MERMERと新登場YOKOHAMA MERの活躍を描いています。

 

「2時間ドラマで良いのでは?」との突っ込みもあるかと思いますが、爆破シーンや

爆発が起こった後の救出劇などは大スクリーンで観た方がより迫力が伝わるので「やはり劇場で観るべきかな」と思っています。

 

本作は、どのような状況であれ、相手が誰であれ「怪我人、病人がいる」のであれば

救命の為に全力を尽くす医療関係者の活躍を描いており、本作もそのテーマが踏襲されており医療のあるべき姿をストーリーを通して伝えています。

同時に緊急を要する緊張感ある現場もよく描かれています。

そんな中でも常に冷静に安心感を与える鈴木亮平演じる喜多見チーフは本作でも健在

でどのような危機的状況でも「この人がいれば助かるに違いない」というドラマ同様の理想の医師像が本作でも登場します。

 

が、本作はあまりにもスーパー過ぎて(笑)、鉄人を通り越して超人ぶりを発揮していおり、80~90年代のシュワルツェネッガー演じるキャラクターばりの活躍を本作では見せてくれます。

まあ、大袈裟で若干「そんなバカな」と突っ込みどころはありますが、上述の通りMERのテーマは全くぶれておらず迫力のシーンだけでなく人間ドラマとしても見応えある作品になっています。

しかし、鈴木亮平のあの安心感を与える笑顔。何なんでしょうかね(笑)。

【2023年/日本】

 

劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』 (tokyomer-movie.jp)