Gメン

主演や出演者を見ると昭和のアイドル主演の映画を想像するものの、観ると実は

面白い映画だということがわかります。

原作が漫画ということでその再現度はわかりませんが（原作に思い入れある人は

さておき、それ以外にとってはどうでも良い話。要は面白いか、面白くないか）、

コメディ映画としては及第点以上。

学生演じる面々が二十代、中には三十代もおり、学生服姿（ブレザー服姿）には、

多少の違和感があるものの、コメディ映画だからやはりどうでも良い話。

岸優太が明るい喧嘩上等キャラで喧嘩という点があるものの、観ていくうちに不思議

と違和感が無くなってきたのは、岸優太が演技上手だということだろうか。

作中で注目するのは吉岡里帆。最近、よく作品に出演しているがシリアス、コメディと色々なジャンルでの演技はどれも素晴らしい。本作では、コメディエンヌとしての

ふり幅が特に良い。

また、「また出演しているの？」と思える矢本悠馬。実は３０代。にも関わらずオタクの高校生に違和感無し。彼もまた凄い。

ジャンル的にはアイドルコメディだが、鑑賞して笑える作品である（はず）。
（２０２３年/日本）