目線を変えると可能性が広がる
選りすぐりのレーシングゲームの優秀なプレイヤーがプロレーサーになり、実際のレースで戦った実話の映画化。
理論上理解できる発想なものの、普通は周りが「ゲームと実際のレースは別物」「馬鹿らしい」「あり得ない」などと否定的な理由で止めることが容易に想像できます。
特に日本であればその風潮が強いのではないでしょうか。
確かにこれが野球ゲームやサッカーゲームとしての優秀なプレイヤーだとしても、実際のフィジカルプレーは違うということで理解できなくもないですが、プロという観点で考えると果たしてそうでしょうか?
例えば、サッカーゲーム好きが講じて戦術分析官になった方も日本にいる訳で発想の転換で色々と可能性は広がるかと思います。
世界的有名なゲームであるグランツーリスモであればプレイヤーは実際のハンドルを握り、世界の名だたるサーキットでレース体験できるものであれば、「プロレーサー」に成れるのでは?という発想は一見バカげたようにも思えますが、可能性としてはありで、比較的発想の自由が認められている海外では「とりあえずやってみよう」的に行動に移せるように思えます。
レースもゲームもそれほど詳しくないですが、本作を観て、非常に楽しめました。
また、主人公や周りでサポートする人々の奮闘ぶりを通して人が実現できる可能性のすばらしさについても改めて認識することができました。
可能性はどこに転がっているかわかりません。
数年前まではゲームをしていて「将来何の役にも立たない」と言われていましたが、今ではビジネスになっています。
必要なのは、続けること。そして楽しむことではないでしょうか。
【2023年/アメリカ】
【ジャンル】ドラマ
【出演者】アーチー・マデクウィ デヴィッド・ハーバー オーランド・ブルーム 他