今の時代にこの作品が映像化された背景を考えてみる

 

1988年に始まり1996年に連載が終了した人気漫画の実写版映画。

今だに人気作品であるものの約30年経過してなぜ今頃映像化されたことが非常に気になりました。

 

まず、今の国際情勢が不安定なことが理由の1つではないかと思います。

長引くウクライナとロシアやイスラエルとパレスチナの情勢、中国と台湾の関係など。加えて日本もその状況下において難しい立場の国の1つであり、また、国内でも色々と問題を抱えています。

その中で日本国民に対して「問題提起」を行い、国民間で議論を呼び起こす為に今の時代に制作されたように思えます。

 

ネタバレに抵触するかもしれないですが、本作で製作されているストーリーは原作の一部にしか過ぎません。原作ファンの中にはその短さに不満を持っているかもしれません。しかし、上述の問題提起や議論を行うには十分な内容かと思います。

この作品が「なぜ今製作されたのか?」を考えるべきかと思います。

 

映像ですが、VFXの中でも海底を描くのは難しいと言われますが、本作の主な舞台は潜水艦であり、その難しいと言われる海底の中をまるで本物のように描いています。その映像を観るだけでも本作を鑑賞する価値はあります。

【2023年/日本】

【ジャンル】ドラマ

【出演】大沢たかお 玉木宏 他

 

 

 

 

映画『沈黙の艦隊』公式サイト|2023年9月29日(金)全国劇場公開! (silent-service.jp)