「ウォーキング with ダイナソー」を観ました | ナードのMovie Reviews

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恐竜には絶対しゃべってほしくなかった


白亜紀のアラスカでは、多種多様の恐竜たちが暮らしていた。
草食恐竜パキリノサウルスの群れでは次々と卵がふ化。
群れの中で体が一番小さなパッチは兄弟たちに押しのけられ、
親がかみ砕いて与えるエサになかなかありつけずにいたが・・・という話。


BBC製作の、恐竜を題材にした疑似ドキュメンタリー映画です。
1999年に製作されたテレビシリーズが元になっています。


私は「ウォーキングwithダイナソー」のテレビシリーズが大好きでした。
1999年製作ながら、高クオリティなCGで動く恐竜たちに興奮したし、
無慈悲な生存競争を描いた恐竜たちの熱いドラマも胸を打ちました。
もう存在しない生物をドキュメンタリータッチで描く発想も面白かった。
だからこそ、今回の映画版にも大いに期待を寄せていたのですが。
ショックを受けました、だって恐竜が・・・しゃべるんですよ!?。
しかもしゃべらせ方が適当で、口パクすらなし・・・テレパシーでしょうか。



パキリノサウルスの子供かわいい



ゴルゴサウルスかっこいい



毛が生えた恐竜は好きじゃないなあ


こっちは生きている、生物としての恐竜を鑑賞したいのに、
変な台詞つけやがって・・・これじゃディズニー映画ですよ。
恐竜のCGもデザインも動きも素晴らしく、すごくリアルだから、
なぜしゃべらせたのか全く理解できません、台無しです。
もし子供に媚びた結果なのだとしたら、BBCは本当に愚か。
今どきこんな幼稚な演出、きっと子供でさえ興ざめするでしょう。
BBCはなぜテレビシリーズが高評価されたのか、忘れたんでしょうか。



30/100点