90点
サイレント映画からトーキー映画への移り変わりを描いた映画。
デイミアン・チャゼル監督の最新作ではありますが、『ラ・ラ・ランド』のようなオシャレさはなく、下品でブッ飛んだ映画です。今までの作風を下品に発展させた点は、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を彷彿とさせます。
一つ一つのシーンに力を入れすぎているので、まとまりがなくストーリーが中途半端です。しかし、すべてのシーンにインパクトがあり、テンポがいいのでまったく飽きません。
今作の見どころは、時代に翻弄されるキャラクターです。サイレント映画からトーキー映画への移り変わりによる、栄華と没落が印象的に描かれています。一人一人のキャラクターが魅力的でした。
面白ポイント
・テンポのいい下品さ
・時代に翻弄されるキャラクター
残念ポイント
・中途半端なストーリー