それは日曜日にバリ風露天風呂に入っていた時のこと。
寝そべってるワタシの横に年配二人がやって来た。
[ワタシ] - [コーチャン] - [男性B]
の三人が順に横並びに。
別に聞き耳を立てる訳ではないが声がデカイので
嫌でも聞こえてくるのである。
どうやらコーチャンは男性Bより年上らしい。
目を閉じてボーッとしているワタシ。
コーチャン:『最近耳鳴りがすんねん』
男性B:『俺もせやねん、前から‥‥‥』
男性B:『ほんでな MRI とか色々受けてんけどハッキリせぇへんねん‥‥‥』
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コーチャン:『最近娘らに財産の話しようかと思ってんねん』
男性B:『そらしといた方がえぇで。娘らはよう覚えとるからなぁ‥‥‥』
男性B:『ほんでなウチなんか旅行の話したら何時になったら連れて行くねんと‥‥‥‥』
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コーチャン:『俺もそろそろ先のこと考えてんねん』
男性B:『永代供養とか考えといた方がエエでぇ‥高野山とかドヤ‥‥‥』
男性B:『順番からしたらコーチャンの方が先に行くんやしな‥‥‥』
ヲイヲイ、何を言い出すねん

ワタシ、コーチャンがどんな表情してるか気になったけども
急に目を開けて覗き込むわけにもいかない、じっと我慢である。
ハナシは20分くらい続いただろうか。
もうちょっとコーチャンに喋らせてあげなさい

ワタシ、ずっ~と思ってました...
ホント気の毒なコーチャン
