大切な人との別れは、いつ訪れるかわかっていても、やはり特別なものです。
その人が存在していた日常が、ある日突然変わってしまう。
その喪失感は計り知れません。
しかし、今回の別れは、これまでの自分とは違う受け止め方をしていることに気づきました。
以前なら、ただただ悲しみに暮れ、現実に押しつぶされていたかもしれません。
でも今、私は流れに身を任せることができています。
悲しみはあります。それは間違いありません。
でも、その悲しみに沈み込むのではなく、まるで波のように、寄せては返す感情の中に身をゆだねているのです。
これは、年を重ねたからなのかもしれません。
時間とともに、人生の中で様々な別れを経験し、悲しみの形が変わってきたのかもしれません。
そして、スピリチュアル的な視点で見ると、まるで新しいフェーズに入ったような感覚があるのです。
「大変なこと」がたくさんあるのは事実です。
手続きや整理、現実的にやらなければならないことが山積みです。
でも、それに圧倒されるのではなく、
「今、自分にできることを淡々とやる」という感覚が心に広がっています。
それが、以前の自分とは違うところです。
人生は、私たちの思うようにコントロールできるものではないことを、私は少しずつ理解し始めています。
すべては流れの中にあり、その流れを無理に変えようとすると苦しみが生まれる。
けれど、流れに身を任せ、やるべきことを淡々とこなしていくと、不思議と心が軽くなるのです。
もちろん、泣きたくなる瞬間はあります。
それは自然なことです。
大切な人との思い出がふとした瞬間に胸を締めつけることもあるでしょう。
でも、そういう時も「泣いてはいけない」とは思いません。
ただ、「今は涙が出る時なんだな」と、その感情を受け入れるだけです。
この感覚を言葉にするのは難しいのですが、
「人生の流れとともにいる」という表現が、一番しっくりくる気がします。
悲しみを抱えながらも、それに囚われすぎることなく、次の一歩を踏み出せる自分がいる。
それは決して冷たいわけではなく、「愛する人の存在が、私の中で新しい形で続いている」ことを感じるからかもしれません。
私たちは、目に見える世界だけを生きているわけではありません。
大切な人の魂は、どこかで私たちを見守っている。そう信じることで、心が落ち着くのかもしれません。
これからも、人生の流れの中で様々なことがあるでしょう。
悲しいことも、嬉しいことも。
どんな時も、無理に抗うのではなく、その流れの中に身を置く。
そして、自分の心が感じるままに歩んでいく。そんな生き方を、これからも続けていきたいと思います。
別れは、終わりではなく、新しい始まり。そんなふうに思える今の自分を、少し誇らしく感じています。