最近、めったに便秘をしない私が「2〜3日出てなくてお腹が苦しいのよ〜」と話していたのは、
同業のAさん(50代前半・女性)。
「食べたら出す」——このシンプルな流れが滞ると、体も心もスッキリしませんよね。
しっかり出れば、腸もスッキリ、気分も爽快!!まさに“デトックス”です。
先日、Aさんから
「お客様へのストレッチのバリエーションを増やしたいから、ペアストレッチを教えてほしい」
という依頼を受けました。
OK!了解!と日を決めて、マンツーマンレッスンを開始。
雑談を交えながら、私がAさんの体に直接触れてストレッチを実演していたときのことです。
ちょうど”腸腰筋(ちょうようきん)”という、骨盤の内側で上半身と下半身をつなぐ筋肉を
ストレッチ+αでリリースしていた時、
おへその横あたりを軽く押した瞬間、Aさんが「いた〜い!」と声を上げました。
そこから“便秘トーク”に発展。
便秘の原因のひとつは自律神経の乱れ。
そして自律神経を乱す大きな要因はストレスですよね。
ストレスには、
環境的なもの(気温差、冷え、乾燥など)
心理的なもの(人間関係、不安、寂しさなど)
があります。
今年のような猛暑続きのあと、冷房で冷えたり、日によって10度以上気温が変わったり…。
体がついていけず、自律神経が乱れるのも当然ですよね。
さらに秋になると空気も乾燥し、体内の“流れ”も悪くなって便秘になりやすくなります。
——これが環境的な要因です。
今回のAさんの場合は心理的ストレスが関係していそうでした。
最近、一人息子さんの結婚が決まり、さらに仕事で地方に行ってしまうそう。
「おめでたいことだし、嬉しいけど、いざ現実になると思っていた以上に寂しくて…」と、心の内を話してくれました。
体と心はつながっています。
便秘の原因が“糞詰まり”ではなく“気持ち詰まり”だったのかもしれません。
今回、特に便秘を解消するためのレッスンではありませんでしたが、
「寂しい」という気持ちを言葉にしたことで、Aさんの表情がスッキリしたのが印象的でした。
そして自分のこれからの仕事や人生のプランも話してくれました。
感情を我慢して溜め込むと、体にも“詰まり”が出てきます。
話したり、泣いたり、紙に書き出したりすることで、気持ちがゆるむ。
ゆるむと腸も動き始め、自然と“うん様”も出やすくなりますね。
心も体もスッキリさせたいときは、感情を出すこと
喜怒哀楽を素直に表現して、体の中の流れも整えていきましょうね!