『またまたタクティカルベストなお話だよ』
(※正式にはこのタイプはチェストリグと言うそうです)
(※以前購入したときより、2,000円ぐらい高い…)
世界の、
「おぉ〜い、冬は何処に行ったとですかぁ〜お陰様で灯油代が浮きますが、なんだかんだ言って来月から一気に冷え込むんでしょ?気を緩めないでスタッドレスタイヤ履いたまま待ってるからねぇ〜」
と冬らしくない澄んでもない青空に、今年最後の仕事の週を無事で終えることを祈るついでに、来年の冬に早速新年のご挨拶をしている皆さん、こんにちは。望創家ノリです。
本日の大分県山間部は曇り。朝はマイナスでしたが、ここ最近の特徴として朝晩の気温差が10℃ぐらい開く、なんとも日中が暖かい、そんな年の瀬を過ごしておりました…が、今日は気温が上がらず0℃付近な寒い一日となりました。
皆さんの地域は如何でしたでしょうか。
(※胸ポーチ×2、腰ポーチ×1、ダブルカンガルー×1、腰背面ダンプポーチ×1を装着しております)
(※胸ポーチ:携帯、ピンクテープなど/腰ポーチ:救急セット/ダブルカンガルー:矢、チョーク、ハチジェット/腰背面ダンプポーチ:ヨキ、ショックレスハンマー、飲み物)
さてはて、今年林業界にデビューした方々、腰袋は重要だと気付きましたでしょうか。
まず、暫くは実際に仕事をしてみないと、一体何が山で(伐倒造材で)必要なのかが分かりませんよね。
4月から入った方、中途で入った方、これから入ろうという方、再度ここで[持ち物チェック]を兼ね、腰袋話を聞いてくださいな。
以前、一度[腰袋]について書いた記事がありました。望創家も骨折をする前、そして本格的に伐倒を経験する前に揃えた腰袋でした。
望創家は元々サッカーで中学生の頃に腰を痛め、それから高校生の頃に更にサッカーで悪化させ、そして更に某テーマパークでカヌーのアトラクションに2年ほど従事し、その間にドラゴンボートという競技をしていたときに腰やら手首を更に壊しました。
あれから20年以上経ってから林業を始め、やはりチェンソー(特に造材)やら矢打ちやらで手首や腰を使うようになり、再び身体の負担軽減を考えるようになったわけであります。
そしてそこに[3月の右足首骨折事件]ですよ。
今尚、夕方に仕事が終わる頃には[びっこ]で歩いています。オートマの自家用車も[左足一本]で運転も変わりありません。
その頃に、
「如何に下半身(&腰)に負担をかけずに道具を持ち歩くか」
を深く考え、以下の記事に辿り着きました。
今回は、その第二弾記事の[タクティカルベスト2]です。
(※相変わらず本題までが長い輩であります)
本格的にタクティカルベストを使い出したのが今年の5月。半年間、春、夏、秋、そして今冬と使い続け、気づいたことなどをお話したいと思います。
(※レビューというヤツですね)
(※サイズ調整も楽です)
(※主力の矢は画像左の2本。3本目を使う場合は画像右の1本。一番右の2本は大径木用)
まず、
「圧倒的に腰への負担が少ない」
それもそのはず、
「タクティカルベストに道具を下げている」
ので、肩だけではなく上半身全体に負荷が逃げ、それに続いて足腰に最後に来るような感じです。
腰袋の場合はダイレクトに腰に重さが来て、腰袋のズレや緩みによるストレスがありましたが、タクティカルベストに変えてからは、全くストレスがありません。
強いてあげる一番の問題は、私のタイプが背抜きやメッシュではないベストなため、夏場は暑いという点です。
そのかわり勿論のこと、冬場は暖かいということです。
このベストのお陰で夏場の場合は、ベストの部分は蜂や虫に刺されなかったです。
最近の伐倒作業中でいうなら、太い枝が落ちて来ましたが、背中のベストがあったために、枝が刺さらず、痛さも軽減されました。
『画像右の矢は大きく角度をつけるときの最後の矢です』
(※先折れの矢を加工して持っています)
(※マグポーチの横幅が丁度矢の幅だったのが嬉しかったです。ゴムで飛び出し防止もできるのがポイント)
とにかく私は腰袋から矢(クサビ)やチョークなど細かい道具が落下し無くすことがストレスだったのと、矢の使う順番があるのに、その順番通りに矢をうまく腰袋から取れなかったのが嫌だったので、このタクティカルベストのオープンマグポーチが抜群に気に入りました。
(※ある程度伐倒をしていくと[はじめの矢]ができると思います。裏表も気にしだして来るかも?)
モール機能のため自分好みにいくらでもカスタマイズ出来るのが、このタクティカルベストの最大の魅力ではないでしょうか。
(※このベストのお陰で重機運転が楽)
(※背中には水タンクを入れるようになっていますが、私は伐倒時の落下物や転倒時の背中防護のためにマットを入れています)
自分好みに腰袋をカスタマイズするのは結構大変です。
どんな木にも対応するために、いろんな矢を持ちます。新品が一本もないのが問題ですが、それぞれ使用用途が異なる矢を4〜5本持ちます。常時使うのが2本。太い木のときは3〜4本。その3〜4本を差し替えたりするのに5本目を使ったり…。
矢を持って、ヨキ(斧)持って、ショックレスハンマー持って…結局ベストの重さは4〜5kgにはなります。夏場はこれに飲み物も持ちます。
今ではきちんと救急セットも持っています。伐倒に懸ける男状態であり、衛生兵でもあります。
『お腹や腰回りにフィットするも、圧迫感なし』
(※脱ぐと重いですが、着てると重さを感じません)
タクティカルベストを着てると、見た目がおかしく見えますが(林業界では)、機動力はかなり上がります。
(※あくまでも望創家的なお話)
(※転んでも走っても、道具が落ちません。このベストを着て、更に燃料バッグ(25L)を持って歩いております)
まだまだ私も自分好みの使い勝手に行き着いておりませんが、着実に快適性は上がり、伐倒時のストレスが軽減されております。
来年から3年目です。そこで完成形のタクティカルベストを目指したいと思います。またそのときに[タクティカルベスト3]な記事を挙げたいと思っております。
(※よくバイブで感じ、作業中でも電話が分かります。作業着のポケット内に入れたら、全く気付きません)
お値段は若干張ります(※)が、快適性は仕事には必要です。ただでさえ、厳しい仕事なので。
(※今の装備品でいうと約15,000円ぐらいでしょうか)
腰袋に飽きたら、自分色に染められるタクティカルベストにしてみませんか?他の職業の方にもおススメです。
それではまた次回お会いしましょう。
Ciao!
追記:
(※新しい矢を一本目に使うのが一番だと思いますが、直ぐ先をチェンソーで切ってしまうので、それを自分の使いやすい角度や長さに成形します)