林業、フーディー(パーカー)、スタイル[山人 2018]-其の47- | 望創家、蜃気楼が如く

望創家、蜃気楼が如く

夢の引きこもり生活を目指し日々修行中

ひとの数だけ例外あり

「やりたくないことをやっている暇はない」

 

『フード・スタイルで林業』
 
(※本当はイヤーマフはしないといけませんが…首元ポカポカで木屑も虫も入りません)
 

世界の
 
「何かにすがりたくなる気持ち、分かる判る解るよ!…なんかさぁ、目の前の神々しく立派に聳(そび)え立つ凛とした姿を見ると…そこに刃物を入れるなんて…だから俺は塩と御神酒を常にポーチに忍ばせ持ってるんだよ。仕事だからと自分に言い訳して、山主さんのために伐ってるよ」
 
と何気にお酒は飲まない主義で、たまに会う同僚とスイーツ(和菓子)を食べながら田舎の公園のベンチで、遠くの山に想いを吐いてる皆さん、こんにちは。望創家ノリです。
 
 
本日の大分県山間部は曇り。気温はここ連日春のような陽気。先日、久しぶりに大分市内に住む友人のお店に挨拶に行くも、全くスタッドレスタイヤなど無縁の世界に「ここも同じ大分県なのか?」と驚いた一日でした。 
 
皆さんの地域は如何でしたでしょうか。 
 

『友人のパン屋さん(コヅチ)のタマゴサンドは200円』
 
(※アリエナイ量のタマゴがサンドされています。東野台のぱんカフェをよろしくね!望創家ノリがお店づくりの一部を手掛けております)
 
 
さてはて、先日人生初の[耳鼻咽喉科]に受診して参りました。いつも定期検査に行く都会の歯医者さんの近所にあったクリニックに。
 
 
ちょっと前に休日出勤して[野焼き(防火線)に参加し、煙と炎にまかれた後、喉に刺すような痛みが時折走ってから違和感を感じ続け…
 
しかし、私の緊張(人生初だったので)と裏腹に、
 
「全く問題ありません」
 
と、治療用の椅子に腰を掛けるも、口を開けて5分で診察は終わり、
 
「850円です」
 
で終了した耳鼻咽喉科。
 
 
「人は、時に病名を宣告されると喜びを感じることもある」
 
そんな瞬間を一瞬は期待をするも、見事に打ち砕かれました。 
 
まぁ…よい検査結果だったのですが、大きな魚の骨が刺さったような痛みは消えず、心の何処かで「セカンド・オピニオンは必須」とNYCで学んだ自分が自身に訴え続けているのですが、暫くは経過観察をしようと思っている次第であります。 
 
 
しかし都会遠征(歯医者は、ここ田舎から車で1時間)は疲れました。
 
田舎最高!
 
(※因みに東京、千葉、湯布院、波照間、フィレンツェ、ニューヨークに住んではいましたが、それぞれ静かそうなところにいたので、都会の喧騒からは離れておりました)
 
(※波照間島なんて、集落まで徒歩10分はかかるサトウキビ畑の中の倉庫に住んでいました。そろそろキビ刈りシーズンです。あぁ戻りたい…涙)
 

 

 『木屑は飛びまくります』
 
(※フードが首元をカバーしてくれます)
(※画像は望創家ではありません)
 
 
山仕事をしてると、目と喉、皮膚は何かにやられることは多々あります。特に裸眼で生きる輩(ペーペーは特に)は必ずアクリルのゴーグルやメッシュのバイザーを装着して全ての作業を行なってください。 
 
・枝葉が目に刺さる
・チェンソーでの切り屑が目に入る
・虫が目に入る
・蜂に目を刺される
・飛び石が目に刺さる
 
皮膚に関しては、長袖長ズボンの作業着に、
 
・手首にリストバンド
・首元にタオル巻き
・足元は脚絆
 
これに更に、 
 
「フード付きパーカーを被る」 
 
が望創家スタイルであります。 
 
 
フードを被り、ヘルメットを被ると、ヘルメットを直接頭皮に付けずに済むのと、首元からの異物(虫含む)侵入防止にもなり、更に虫刺されも防止出来ます。 
 
そして今の時期は[防寒]にもなります。 
 
夏場は若干暑く感じますが、首元への直射日光を遮ることが出来るので、結果有効的です。ヘルメット内の不快感も軽減出来るのも素晴らしいかと思います。 
 
但し、フードを被りヘルメットを被った後は、 
 
「フードを少し後ろに引っ張り、左右の視界にフードが映らなくさせる」
 
がポイントです。 
 
 
望創家のスタイルは相方の新人くんにしか影響してませんが、[異物(木屑/ゴミ/虫)侵入防止]、[ヘルメット内の快適性向上]、[首元への直射日光軽減]、[防寒(首元/耳)]、[イヤーマフの快適性向上]の効果を担えるフードスタイルはオススメです。
 
 
先人である林業界の重鎮や先輩には受け入れ難いスタイルかもしれませんが、この世界では、
 
「如何に自然を受け入れ、己に不快感を与えず、日々自然に身を委ねて生きるか」
 
だと思っているので、私はひたすらに自分に合った生き方をしています。イニシエ的上司には嫌われる輩だと認識しておりますが、基本的根底に、
 
「己の身の安全は己で」
 
と思っているので、そういう意味で周囲の同僚(2人しかおりませんが)には、
 
「危ないと感じたことは、万が一でも事が起きる前に声を大にして危険を訴えてる」
 
ことをしております。
 
例え、
 
「アイツは小姑(こじゅうと)みたいだな」
 
「アイツはうるせぇ」
 
と陰口を言われても、ケガしたり、死ぬよりかはマシです。
 
 
いいですか皆さん、
 
「初めから感じる危険の中で仕事をしなくてはいけない」
 
それが林業です。
 
そして、それが、
 
「自然に生きる(自然の中で仕事をする)
 
ということだと思っています。

 
しかし、それは決して、
 
「林業はケガして当たり前」
 
と言っているわけではありません。
 
 
そこを理解出来る方、


「来たれ、林業界!」


 
さて、連休中に身体を休めて、年内最後の週を迎えるとしますか。 
 
 
それではまた次回お会いしましょう。
 
Ciao!
 
 
 
追記:
 
望創家は現業職であります。私の言う「林業」は現場で働く林業従事者のことです。
 
とにかく4Kです。
 
・キツイ
 (※仕事がハード。特に夏)
 
・キタナイ
 (※汚れます)
 (※重機メンテが一番汚れます)
 
・給料がヤスイ
 (※うちの場合は手取り14万円ぐらい)
 
・キケン
 (※簡単に死ねます) 
 
  
林業界に夢を持って(抱いて/期待して)参入するのではなく、林業に携わって、何か自身の描く夢を描きたい輩、待ってまぁ〜す!
 

『望創家はユニクロのフードを』
 
(※ブロックテック系がオススメです)