第69期名人戦 七番勝負第5局 | Mouse unit's Blog

第69期名人戦 七番勝負第5局

△ 羽生善治名人 ○-● 森内俊之九段 ▲

将棋の第69期名人戦七番勝負第5局が
兵庫県宝塚市の「宝塚ホテル」にて5月31日から6月1日にかけて行われました

今局は横歩取りの戦型となり
比較的速い展開で1日目が終了となりました

封じ手の▲4五歩から駒が多くぶつかる中盤戦へと突入すると
羽生名人は積極的に銀桂交換を行い
56手目△5六歩や74手目に△6三桂で先手の飛車に制限を掛けつつ
先手玉の周りを広げさせていくと、後手が指しやすい将棋となりました

以降は82手目△2九飛から龍、86手目△5七歩からと金を作り
さらに7五の位置にあった角を使い先手玉を追い詰め
106手目、羽生名人が△4六馬としたところで森内九段が投了
これで羽生名人は3連敗からの2連勝となりました

今局は中盤までは互角と思われる内容でしたが
上に書いたように56手目の△5六歩や72手目△5二金などしっかりとした指し回しが機能し
結果として、終盤に入る頃には後手が優勢となったのでしょう

一方の森内九段は中盤なかなか攻め手が無く
唯一、95手目の▲7一飛が苦し紛れの攻めでした

第6局は将棋の駒の国内最大産地である山形県天童市で行われます
羽生名人はこの流れを維持し、勝敗をタイに持ち込む事ができるか
森内九段は一局に賭けた作戦を出し、将棋を支配できるか
この点に注目していきたいと思います