第23期竜王戦 七番勝負第6局 | Mouse unit's Blog

第23期竜王戦 七番勝負第6局

△ 渡辺明竜王 ○-● 羽生善治名人 ▲

将棋の第23期竜王戦七番勝負第6局が14、15日と
岐阜県高山市のホテルアソシア高山リゾートで行われました

本局は角換わり腰掛け銀となり、やや持久戦模様となり
序盤に駒組みの煮詰まり及び攻めを警戒してか千日手も考えられる状態となりましたが
57手目、羽生名人は▲4五歩と指したところから中盤に向かい始めました

65手目、羽生名人が持ち駒の歩を再び4五の位置に指したところで
渡辺竜王が封じ、1日目が終了

△4二金引と受けを厚くした封じ手が開封され、2日目が始まると
お互い攻めの機会を窺う手筋が進み、緊迫した展開が続きましたが
渡辺竜王の9筋の攻めから駒が厳しくぶつかるようになり将棋は激しさを増していきました

終盤は攻め手が見えていた渡辺竜王が上手く指し進め
先手玉を追い詰めると146手目に羽生名人が投了となりました
これで渡辺竜王は通算4勝2敗となり竜王のタイトルを保持するとともに
7連覇を達成しました

今局は中盤の駒の働きと終盤の攻めやすさの差が結果に直結したように思います
例えば羽生名人の125手目▲4三歩の場面
ここを▲9四香や▲9五香としてからの後の攻めの変化に何かあれば
充分羽生名人にも勝機はあったかと思います
また、終盤の寄せも同様であると言えます

今回のシリーズは終盤まで優劣の判断が難しい将棋が多かったですが
これを渡辺竜王が落ち着きながら比較的シンプルに指し進めたことが勝利へと結び付けたと感じ
それを選択した事も渡辺竜王の強さであると言えるでしょう

ここまで来ると誰が渡辺竜王から竜王位を奪取するのかと言うよりも
どこまで伸ばすのかという面に注目が行ってしまい
今から来期が楽しみとなっています