平成21年九州場所 | Mouse unit's Blog

平成21年九州場所

11日目まで朝青龍、白鵬の両横綱が初日から連勝を重ね
12日目以降朝青龍が肩から腕にかけての怪我の影響で連敗したものの
今場所も横綱が優勝争いをし、盛り上げていました

白鵬の全勝優勝で幕を閉じた平成21年九州場所でしたが
今場所も横綱に対抗できる力士が出てこなかったところは残念でした
嘉風が途中まで1敗で追うものの終盤には崩れ
望みの大関陣も早々に星を落とし、結局は横綱のみの優勝争いとなってしました

また、大関陣と言えば千代大海の大関陥落も語らなければならないでしょう
ブログの大相撲のテーマを見直してくれれば分かると思いますが
かなり千代大海には前々から強く述べてはいます
度重なる不調による休場、そしてカド番で
満足な相撲が取れない状態の千代大海
カド番数も歴代大関最多、結果として関脇となったため、横綱審議委員会からも引退の声が出ている現在
千代大海本人は「大関に戻れる可能性がある限り土俵に上がる」と発言しているため
春場所が事実上の進退の場所となります

確かに10勝の白星で大関復帰が規定されていますが
今場所のような取組で果たして二桁勝利ができるのでしょうか
以前の強烈な突っ張りも腕の故障で影を潜め
最近の白星は引き落としや叩き込みが殆どで
押し出しや突き出しでの決まり手は少なくなっています

全盛期の千代大海なら二桁勝利は充分可能性のあるものでしたが
現在では非常に高く厳しいハードルです
残念ながら個人的な意見として春場所の10勝は否定的であると書いておきます

さて、幕内以外の話題としては
先場所と同じく高田川部屋、竜電について書こうと思います

甲府市出身の竜電は今場所幕下15枚目の位置に付けて
5勝2敗の好成績で場所を終えました
黒星も接戦でのもので取組そのものは悪くなかったと思います

来場所は幕下の一桁も考えられ
来場所の成績如何によっては関取昇進も見える番付となることが予想されるため
今まで以上に期待できる力士でしょう