拡大教科書の普及について | Mouse unit's Blog

拡大教科書の普及について

まず拡大教科書とは
弱視児童・生徒を主としての使用の対象とされる教科書のことです

この教科書は一般の教科書と比べ文字は勿論のこと
図や表までも拡大されており
小さい文字等が見えにくい人たちに配慮されています

しかし、この教科書を製作する上で問題となっているのは
殆どがボランティアによる製作という点です

ボランティアの方々が手作業で
文字を書いたり、図や表を拡大しているため
時間的、効率的に厳しいものがあり
まだまだ製作段階で問題があります

余談になりますが
これらは2003年6月の著作権法改正により認められています

そして昨年国会において「教科書バリアフリー法」が成立し
教科書出版社は努力義務という状況ではありますが
今後の拡大教科書の出版に希望が持てるものとなりました

そして現状ですが
拡大教科書は徐々に普及されているようです
しかし製作する上で金銭的な問題の他に効率の点が未だにネックとなっているようです
一般教科書よりやはり特殊なため
手のかかる作業で、且つ時間もかかるようです

さらに拡大教科書は国語や算数という限られた
教科しか製作されていません

今後は更なる拡大教科書普及のため効率化や
社会や理科等多くの教科まで網羅できるように教科書出版社が
更に動き出すことが必要だと思います