私は天才ではない
クラスの4番を目指した。
つんく♂氏の著作を立ち読みした時の事だった。
成功するための秘訣が書かれた本の中にあった一節だった。
1番は天才、2番は秀才、3番は優等生が取る。
だから、凡人である僕(つんく♂)はクラスで4番を目指した。
それなら誰でも取れそうな気がするからだ。
そう続けていた。
私もお世辞に天才と言える存在ではない。
それなら、もう28である私は、何らかの形で
雑誌なり何なりに、何かを表現しているはずである。
でも、出来てない。それが天才でない証拠だ。
16歳でプロゴルフ界に鮮烈のデビューを飾り、最年少で
1億円プレイヤーとなった、石川遼選手。
天才ならば、今の時代、10代でプロ入りすることは珍しい事ではない。
囲碁の世界ならば、14でプロ入り、20を過ぎるころには
プロ入りのリミットを意識しなければならない。
小学生の時に、ゲームクリエイターになるための本を
読んでいたのが、クリエイターを目指すきっかけになった。
そのために、何かをしていたかと云えば皆無である。
その傾向は、ずーっと続いた。
プロを意識していたという時期もあるが、
レベルを高めていようとしていたわけではない。
低レベルの平行線を辿っていたわけである。
作品を作るのは良いのかも知れないが、私は目標無き旅人である。
結局、他の人の作品を見る機会はほとんどないので、
文章上のテクニックなんぞは、学ぼうともしなかった。
だからこそ、つんく♂の言葉が利いたのかもしれない。
だからね、僕はニッチに行くことにしたんですよ
ニッチとは「隙間」の事である。
人がやらないような事をやって、1番を目指す。
今の時代を読んだような、Only1の事だ。
小学生で考えていたとは頭が上がらない。
モーニング娘。もそんなニッチさから出来たグループと
説明出来るゆえ、ニッチも侮れない。