黒姫山 初めての本格登山 | 山の端(やまのは)トレイル

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自然界が創り出す最高の曲線美「稜線」。今週もどこかの稜線に導かれて…そんな登山初心者の山行記録。

黒姫山(2053m)


別名信濃富士。北信五岳(黒姫山・飯縄山・斑尾山・戸隠山・妙高山)の一つ。

この黒姫山には名前の由来となった「黒姫伝説」なるものがあってけっこう面白い。


室町時代後期、信濃の国に高梨政盛という城主が勢力を誇っていた。この高梨政盛に黒姫という美しい娘がいた。ある日、殿様は黒姫をともなってお花見に出かけた。 その花見の宴の最中、黒姫の前に、一匹の白い蛇が現われた。 宴の楽しさにつられて出てきたのだろう、と殿様は上機嫌で、「姫、あの蛇にも、酒盃をあげてやりなさい」と娘に勧めた。姫は蛇を怖がらずに、酒盃を白蛇の前に差し出した。蛇は嬉しそうにそれを飲み干すと、去っていったと言う。
その後、この殿様のところに、一人の立派な姿の若者が訪れた。「私は、あのお花見の宴の時、黒姫からお酒をいただいた者です」殿様は彼の話に驚いた。若者は、自分は、志賀の大沼池に棲む龍だというのである。白蛇に化けて散策していたところへ、花見に来ていた殿様一行と出くわし、酒を飲ませてくれた黒姫の姿が忘れられないと言うのだ。「姫をさらうのはたやすいことですが、それでは道理に反するので、こうして伺いに参りました。黒姫をぜひ妻に貰いたいのです」勿論殿様は断わった。人でない者に、大事な娘を渡せなかった。しかし、この龍はその後も、毎日毎日、殿様のもとを訪れた。屋敷を厳重に警備しても無駄だった、龍は必ず殿様の前に現われた。そして、龍の熱心な姿に、いつしか黒姫は龍に心をひかれるようになった。
殿様は家臣と相談し、龍に策をかけた。罠にまんまと陥った彼は、殿様たちから、殺されそうになる。「礼をつくした返答がこれか!」龍は激怒し、本性を現わすと、たちまち天にかけのぼった、とたんに、大嵐がおこり、あちこちで洪水がおこり、あたり一面地獄のような光景と化した。黒姫はこれを見て、 「龍よ、私はあなたのところへ行きましょう、だから嵐をしずめておくれ」 たちまち龍が下りてきて、黒姫を乗せると再び天にかけのぼった。龍は妙高と戸隠の間の山に降りたち、山頂の池で黒姫と暮らすようになった。以後、姫嶽山と呼ばれていたその山を「黒姫山」と呼ぶようになったという。



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2012年9月9日(日帰り)


黒姫高原(8:30)ー姫見台ー(小泉山道)ー黒姫乗越ー黒姫山頂ー七ツ池ー黒姫乗越ー姫見台ー黒姫高原(16:10)


標高差 1233m



これが初めての登山。死ぬかと思ったあせる


いきなり2000m超えに挑戦するのも愚かだけど標高差も1233m。

はっきり言ってなにも考えずに登ったので、山をなめていたとしか言い様がないドクロ


なぜ「黒姫山」にしたのかって?

それは長野市に住んでてけっこう近いし手軽に登れるかな~と思ってたから。


この時はブログを書こうなんて思ってもいなかったので、写真もほとんど撮らず(というより撮る余裕もなかったけどね)、時間も登り始めた時刻と下山時刻ぐらいしか覚えていないのです。



この屈辱の日から今日まで、登山にはまってしまって、2ヶ月足らずで12座(うち百名山10座)、毎週のように登り続けています富士山

黒姫山・飯縄山・天狗岳(八ヶ岳)・乗鞍岳・焼岳・四阿山・火打山・妙高山・雨飾山・高妻山・草津白根山・日光白根山・・・


数登っていくうちに記録に残していきたいなってことでブログを始めました。

順番に記事アップしていきます。


登山初心者で基本は単独行(マイペースなもので)ですが、いろいろコメントいただけるとうれしいです。




黒姫山の登山コースは黒姫高原側か戸隠側からがメジャーで標高差の少ない戸隠側からの方が池もあり植物も豊富で人気があるらしい。

そのへんはあとから知った情報で、国道18号から行きやすい黒姫高原コースを迷わず選択。


あんな悪路コースと分かっていれば、戸隠もしょっちゅう行ってるのでそっちから登ったのにショック!


登山装備はまずまず完璧。実はその前の週にも唐松岳に登ろうと、八方尾根の八方池までは行って、悪天候のために断念。登山計画は夏ぐらいからあって、徐々に装備も揃えていたのですチョキ


コスモスでも有名な黒姫高原を横目にゲレンデをどんどん登っていきます。(画像はありません)


途中まではリフトも運行してますが、おそらく標高100mかせぐぐらいなものなのであまり利用価値はないかな・・・(実際自然散策で利用する方がほとんどです)


ゲレンデをひたすらえっちらおっちら・・・

地図だとこれが最後のリフト降り場かなぁ、と思ったらさらにもう一つ上にもリフト乗り場が・・・

九十九折にえっちらおっちら・・・これが意外ときつい汗


やっと最後のリフト降り場に到着。でもこれからが登山の本番!


そこで少し休んでいると、やっと他の登山者発見。男性二人連れが登ってくる。


よく見ると、先週八方尾根でも見かけた二人目

50代と思しきおじさんと30ぐらいのお兄さん。あちらも僕のことを覚えていたか「よく会いますね」と声をかけてくれた。

八方で会うのはありだけど、そんなに人気があるとは思えない黒姫でしかも2週連続で再会とは世の中狭いな~。


かなりの健脚の二人で自分がひいこら言いながら登ったところをすごい速さで登り、あっという間に追い抜いて行ってしまった。


「すごいな~、でも悔しいな~メラメラ


別に登山は速さを競うものではないと思うので「安全第一」で自分のペースを保つのが大切だとは分かっていながらも、人に負けない脚の強さとスタミナは身につけたいな、と思う。



少し登り「望湖台」というところで、休憩している二人に追いついた。



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望湖台はその名のとおりナウマン象でお馴染みの「野尻湖」を望む高台。


ちょっとした休憩にはいいところ。(ここから先はまったく余裕がなく頂上まで写真はありませんしょぼん


健脚の二人を追いかけケルンのある姫見台を超え、ここからの登山道がすごいヽ(`Д´)ノ


越見尾根を進むわけだが、けっして整備されているとは言えない登山道を大きな岩を乗り越えたりしながら進むといきなり出てくる急登「小泉山道」。


なかなか手ごわい。

最初にこの急登を経験したおかげで、その後の登山ではちょっとした急登も「黒姫に比べれば」と思えるほど。(ちなみにこれを超えた急登は今まで登った中では雨飾山と高妻山ぐらい)


そのときはまだ「三点確保」などの技術もままならず、危なっかしい登り。

しかも体力も全然対応できず、10歩登っては一休みみたいな状況。


なんとか4~50分かけて登りきったところが「黒姫乗越」。


ここから頂上までの50分もすごい状態の道。(あれはもう道ではない)


人気がない山だからかなぁ…とブツブツ文句を言いながらようやく黒姫山頂に到着。



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信仰の山なのでちょっとした祠が。


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その翌週登った飯縄山。(飯綱山から字が変わりました)



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五地蔵山とその奥に戸隠山。(高妻山は入ってない・・・)


戸隠山は来年是非登ってみたい山。なんと言っても有名な「蟻の戸渡」「剣の戸渡」。自分の根性を試してみたい。画像転用(両端が切れ落ち、何人か滑落で死亡事故も…)



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黒姫乗越からのあのひどい登山道を引き返すのは気が進まなかったので、もうひとつの七ツ池経由で黒姫乗越のコースを選択。


滑りやすい大きな岩がゴロゴロした道を降りるとクロサンショウウオがいるという「峰ノ大池」へ。


そして七ツ池。



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いきなり現れたオアシス音譜 疲れが癒される。



この頃になり、水筒の水が底をつき始めた叫び

初めての登山で「水場がない」などの情報もチェックしておらず、1リットルしか持ってきていなかった。

しかも9月初旬でまだまだ暑い晴れ


100ml残ってるか残ってないかであと地図上の標準タイムで2時間以上もある下山コースを降りなければいけない…


ちょびちょび舐めるように飲みながら、急坂→悪路を死ぬ思いで下る下る。


姫見台辺りまで来た頃には熱中症になりかけてたのか頭がボーっとして半分記憶がない。


もう水、水~~みずがめ座の思いだけで転げ落ちるように降りてきた。




なんとも苦い登山デビュー(^▽^;)


でもこの経験がこのあと続く休日登山の礎になったことは間違いないビックリマーク



[黒姫山登山を振り返って」


黒姫高原からのコースは思った以上に道が悪い。(今まで登った中でも郡を抜いて悪い)


初登山で山の厳しさの洗礼を受けた思い。でも野尻湖の眺望はバッチリです!


それでも戸隠からの登りをオススメします。


200名山と言っても人気がないのか休日なのに出会った登山者は男性2人組のみでした。

(こっちのコースが人気がなかっただけかも)


七ツ池はぜひとも寄ってみてください合格