座って食べなさい!

 

 

と、母に躾けられて育ったごんち。

 

生まれて初めて立ち食いそばを体験して頭がクラクラした記憶があるおばけキラキラ

 

 

 

高校1年生の冬、同じ高校の同級生2人とトリオバンドを組みました。

 

今回の話は、ラジオ番組のオーディションを受けるため、女性ヴォーカルを迎えた頃の話。高校2年生なろうとしていた早春の頃だろうか。

 

 

桜桜桜桜桜

 

 

バンドの練習場所は、女性ヴォーカルの自宅の物置小屋だった。

 

彼女の兄がやはりバンドをしており、彼らの練習場所だったのを借りていた。

 

兄バンドと練習時間が被らないように練習をさせてもらっていたが、何の都合だかレンタルスタジオを借りることになった。

 

そのスタジオはJR豊橋駅から徒歩10分くらいの場所にあった。

 

女性ヴォーカルとごんちは電車に乗ってJR豊橋駅に着いた。

 

夕方だった。

 

練習前に何か食べたいとヴォーカル女性が言った。

 

では、喫茶店でスパゲッティとかピラフとかを食べたら良いのだろうかと相談になったら、壺屋でいいじゃんと彼女が言い出した。

 

壺屋

聞いたことがない。

なんの店だろうか?

 

聞けば、豊橋駅の構内にある立ち食いうどん屋だと言う。

 

た、た、立ち食い!?おばけハッ

 

立って食べると叱られて育ったごんち。立ち食いなんてとんでもない!

 

経験がないからとやんわりと断った。

 

が、押しの強いヴォーカル女性は強引にごんちを壺屋に押し込んだ。

 

初めて暖簾をくぐる店内はカウンターだけ。長〜いカウンターは圧巻だった。

 

券売機で食券を買って店員に渡す。

ほう、先にカネを払うのか。電車の切符と同じ方式だ。

 

秒で提供されるうどんは、にかけうどんという三河地方独特のうどん。

 

それぞれにかけうどんを立って食べた。

 

 

この衝撃的な出来事は、忘れられない。

 

母には絶対に言えない経験だ。

 

 

 

その後、いつしかヴォーカル女性とごんちは恋に落ちていきます。

 

 

 

これも、母には言えなかったなぁおばけキラキラ

 

 

上京して、主要駅には当たり前のように立ち食いそば屋があると気づいた時も、軽くめまいしたおばけ笑い

 

 

うぶな育ちをしているごんちの話でした。

 

 

 

 

母方の曾祖母
 
ごんちの息子と激似しているのに気づいて大笑いしてしまった。
 
ホントに激似です。