ラーメン旅の影響でお腹がぽっこり出てしまっているごんちです
メディア発表などの現場でよくあるのですが、、報道規制とか撮影規制というのがだされます。
主催者側から、注文が出るんです。
例えば、
「この線から入らないで撮影してください」とか
「この台の上から撮ってください」とか
「この角度から撮ってください」等ですね。
主催者側としては、混乱を避けるためと、都合の悪い撮られ方はされたくないんですね。
当然です。
なので、そのように撮影規制が出されたら素直に従うのがごんちです。
規制を守らないで撮影してしまい、放送してしまったらそのテレビ局は主催者からとっちめられます。
スポンサーだった場合は、さっさと降りてしまいます。
撮影規制は、大変重要なことなんです。
永らく撮影の仕事をしてますが、初めて言われた撮影規制の話をしましょう。
もう古い話なので解禁です。
23年の秋公開の映画のメディア発表現場でのこと。
キャストたち8人が舞台に並び、挨拶やトークをするという。
各社のカメラがズラリと並び準備万端で待っていると、主催者とみられるメディア対応の方が、カメラ席にやってきた。
各社に聞こえるように大きな声でこう言った。
「他の演者さんは構いませんが、Mさん(女性)については絶対にアップで撮らないでください!」
こんな撮影規制は初めて聞きました。
やはり、カメラ席はざわついた。
そりゃそうだろう、こんなアラレモナイ撮影規制は聞いたことが無い。
冷静に考えてみました。
一口にアップといってもアップいう言葉が付くサイズが数種類ある。
■クローズアップ
■アップ
■バストアップ
ごんちは即座にこの三つのサイズを想像しました。
そして、主催者の意図を想像してみた。
おそらくMさん(女性)を拡大した画角で撮るなということなんだろうと。
細かな疑問が湧いてしまった。
担当者が「ご質問などありますか?」と問うてきたのでごんちは聞いた。
ごんち「アップってどのくらいのサイズですか?」と。
すると、
担当者「バストアップ以上は寄らないでください!!」とさらに大声で叫んだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
寄るっていうのは、拡大して撮ることです。
本来はカメラが人物に近づく(寄る)と、画面上の人物が大きく映るようになるから、カメラが寄る=拡大という解釈なんですね。
今回の撮影では、遠くから撮っており人物には近づけませんから、レンズのズーム機能で拡大するという意味になります。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
「バストアップ以上寄らないでください!!」と聞いて、またカメラ席がザワッとした。
これ、どういう意味のザワなのか説明しますね。
登壇する8人の有名人。
俳優、声優、タレント、ミュージシャン、お笑い芸人、プロレスラーなどだ。
その中で女性は5人。
Mさん(女性)の立ち位置はどセンターの予定。
だなのに寄るなって凄いねという意味でまずザワついたんです。
さらに、その5人の顔ぶれを想像すると、Mさん(女性)は最年長者。
他の四人は20代と若々しい。
明らかにビジュアル的に厳しいのであろうとザワついたんですね。
Mさん(女性)は40歳を超えたとはいえ、超有名なアイドル声優・歌手さんですよ。
こうやって、撮影規制がかかっていることはご本人はご承知なのだろうか。
ひょっとしたら、ご本人から要求されていたのかもしれません。
写真や高額動画は、ガンガン修正かけられますが、ごんちのカメラは安いし無修正で放送に乗ってしまいます。
バレないように頑張っているんですね。
しかし、こうして撮影規制をかけてしまうと、自ら劣化を発信してしまっているとも取られかねません。
墓穴を掘ってしまったような気がします。
ああ、老い
老いを感じた撮影規制の話でした。
高画質 スーちゃん