ファミリーマートの新商品で、冷凍・青豆とベーコン炒めっていうのを食べてみたらサイゼリアの~!と叫んでしまったごんちです
BSPでフィラデルフィア(1994年)を観ました。
トム・ハンクスとデンゼル・ワシントンが主役です。
ずいぶん昔に観た記憶があるんですけど、すっかり忘れていました。
観ながらいろんなことを思い出しました。
あらすじは、弁護士のトムはゲイでエイズを発症し所属していた弁護士事務所から解雇されます。不当解雇だと弁護士のデンゼルと訴訟を起こし勝訴するが亡くなってしまう。
トムもデンゼルも演技が素晴らしい。名作だと思います。
エイズは発症すると死に至る病であり、感染については周知されていなかった。
エイズは感染する。
ホモはダメだ。
ゲイはダメだ。
エイズになったのは自業自得だ。
これが世の中のスタンダードの時代でした。
ごんちはこの映画が上映されたころに、エイズが原因で不当解雇に合った日本人男性のドキュメンタリーを撮っていました。
テレ朝でした。
男性のインタビューを撮ることになった。
ごんちは、HIV感染者と分かっている人と会うのは初めて。
誤認識もあり、HIVに感染しちゃうんじゃないのか?と、トムと握手したデンゼルが後ずさりする気持ちと一緒でした。
男性が話し始めた。
東南アジアのとある国で性行為をしました。
不安だったので検査をしたら陽性反応が出た。
会社に報告したら解雇を言い渡された。
不当解雇だと訴訟を起こしました。
映画の内容とそっくりでした。
別の日には、東京地裁へ行きました。
撮影は敷地外のみ。
ごんちたち撮影クルーは、機材をロケ車に置き傍聴席で裁判の様子を見ることにしました。
すると、男性も傍聴席に現れ着席しました。
声を掛けようかと思いましたが、彼は匿名でこの場に来ているのですから撮影クルーと顔なじみだと分かってしまうと、彼が原告でHIVだとばれてしまいます。
浮いた腰を下ろしました。
HIVだと知られると、人が後ずさりしてしまう時代でした。
だから、テレビでも裁判でも匿名、顔出しNGだったんです。
フィラデルフィアのようにHIVキャリアが顔出しで裁判に挑んだというの凄い事だと思います。
これが、実話をモチーフにしているのですからスゴイことです。
判決がどうだったのかも忘れてしまいました。
彼とはそれっきりでした。
担当ディレクターのNは、その後お付き合いしていたかもしれません。
彼が、エイズを発症してトムのように亡くなってしまったかどうかも分かりません。
放送では、彼の顔はフレームで切りました。音声も変えました。
HIVが原因での不当解雇は、あってはならないことだと視聴者に訴えました。
ニュースステーションだったか、TVタックルだったか記憶があいまいです。
日記をつけておけば良かったと後悔しています。
フィラデルフィアを観て、そんな事を思い出しました。