こういうカメラが発売されるようです。

 

ILME-FX30
XLRハンドルユニット同梱モデル
10月14日(金)発売
希望小売価格328,900円(税込)

 

sony曰く、エントリーモデルだと。

 

シネマを撮りたいと願う人へ向けたカメラだそうだ。

 

ううむ・・・

 

あのねぇ、映画を撮るのに道具は最低限でいいんだよ。

 

納品がハイビジョンであれば、どこの箱でもかけられるんです。

 

ハッキリ言って、FX30はオーバースペックです(笑)

 

 

 

前機種・FX3がとんでもなく良いカメラだとの風評があるからか、FX3を買いたいけど買えないという人向けのFX30が製造されたのでしょうか。

 

ILME-FX3

希望小売価格548,900円(税込)

 

あのね、フルサイズとAPS-Cって 

 

異次元の差。

 

雲泥の差です。

 

 

 

これは、私がキャノンのフルサイズ機「EOS5D2」とAPS-C機の「EOS7D」を所有して仕事をした経験からの意見です。

 

表現の幅が広いのは圧倒的にフルサイズカメラでした。

 

こういう画が撮りたい・・・出来た。

 

こういう画はどうか・・・出来た。

 

若き挑戦者だった私の創造性を助けてくれたのは、間違いなくフルサイズのEOS5D2だった。

 

何を表現したいかに尽きます。

 

フルサイズで良いレンズを使えば、解像度が高く、被写界深度の浅い画もね。その画が、表現したい話に合っていればそれでいいのですね。

 

*被写界深度の浅い画・・・背景がボケる

 

一方、APS-C。

 

このフォーマットは独特でして、簡単に言うとフルサイズより情報量が少ないのです。

 

約半分です。

 

少ないから、フルサイズカメラに比べ画質が悪いし、被写界深度も深い。

 

*被写界深度も深い・・・背景がボケにくい

 

その特性を生かすことも出来ます。

 

風景や動物など遠くのものを大きく撮りたい場合は、APS-C機に軍配が上がります。

 

フルサイズの約1.5倍アップで撮れます。

 

 

 

フルサイズカメラとAPS-Cカメラの違いがお分かりになったかと思います。

 

 

 

表現者として、画質が良くなくてはダメだ!と言う人はフルサイズを使うと良いでしょう。

 

画質が悪い方がいいんだ!という人はAPS-Cを使うと良いでしょう。

 

 

分かりやすい例を挙げますと・・・

 

グラビアの依頼が来たとしましょう。

 

①売り出し中のトップアイドルがビキニになるから綺麗に撮って欲しいという案件。

 

②昭和のアイドルが、場末の酒場で呑んだくれてくすぶっている風に撮って欲しいという案件。

 

 

さて、みなさんは①と②の案件をどちらのカメラで撮りますか?

 

 

正解は、どちらでもいいのです(笑)

 

カメラは道具。

 

道具は人に使われてなんぼ。

 

使う人は、道具の特性を理解し表現のために道具を選択するのです。

 

 

 

 

フルサイズのカメラ。

 

APS-Cのカメラ。

 

 

 

どちらかのカメラを選らんだか真意を聞くと、その表現者の意図がちょっと分かります。

 

それが楽しい♪

 

ただね、

 

私は、アイドルのグラビア印刷された画像を見てもフルサイズなのかAPS-Cなのか判断できません(爆)

 

そんなもんです(笑)