物心ついてから食中毒になったのは1回だけ。


少々変なモノを食べても大丈夫だ。


胃袋が強いのだろうか。




食中毒の原因は、郷里の母親から届いた手作りのバジルペースト。


届いた日にスパゲッティにして食べた。


残ったペーストを冷蔵庫にしまっていた。


1週間後くらいだろうか、またスパゲッティを作って食べたら食中毒にやられました。



人生で初めての食中毒。


痛くて苦しくて死ぬかと思うほどのたうち回りました。


もう二度と食中毒にはやられたくない。



それからは、口に入れる食べ物の匂いを嗅ぐようになりました。


それと、口に入れたときに違和感があったら吐き出す。


そうやって動物的な本能で食中毒を防いできた。



先日のロケ弁の話。



午前中に弁当が届きます。


常温、室温の場所に山積みになって放置されます。


撮影が順調なら時間通りお昼休憩となりますから、ロケ弁は常温放置で良いのですね。


ですが、その日は撮影がおしました。


二時間遅れのロケ弁タイム。


匂いを嗅いで、味を確かめながら慎重に食べていきます。


楽しくもなんともない。


終盤に差し掛かり、プチトマトを口に入れた。


私が知っている生トマトの味ではない。


酸っぱい!


あっ!ヤバい!


と、吐き出しました。


危なかった!食中毒になるところだった!


と、まさにそのときに隣で照明さんがトマトをパクり!


あっ!


照明さんは美味そうに食べてしまった。


ああ、このあとのたうち回って撮影がバラしになるかもしれない。



他のスタッフもプチトマトをパクパク食べてる!




そのプチトマトはマリネだったんですね悲しい




私の動物的な本能は役に立っているのだろうか?