私が抜刀の美しさに気が付いたのはこの映画です。
この映画のアクション監督は千葉真一氏です。殺陣から抜刀まですべてのアクションは千葉氏の指導によるものです。
この映画には沢山の「美しい抜刀」があります。ご紹介します。
【速く抜く】
ちゃんと打刀の刃を上向きに差していますね。
*短い刀は「脇差」 長い刀の正式名称は「打刀」です
敵を察知して素早く刀を握ります。
刀の握り方は、右手の甲を上にします。
こう握ると握り直さなくても刃が敵に向くのです。
ほらね
見事な居合斬り。フィニッシュの姿もカッコいい♪
さすが千葉先生。
つづいて
【速く抜く】
敵に囲まれてしまった。
この方の抜刀も見事。
お手本通り束を握ります。
いったん腰を引き左手で鞘を掴んでいます。
速すぎてブレちゃってます!
分かりにくいですけど、刃は上を向いているのが分かると思います。
このあと敵と斬りあいますがその姿も美しいのです。
そしてそして
【気持ちを表現する】
どうですか、この美しい抜刀。
この抜刀は、逃げる相手の前に立ちはだかり、一歩も通さぬぞ!という意思を表現しています。
そして大きく構えることでさらにその表現が強調されます。
さらに、千葉先生の表情からは初対面の相手への警戒も含まれております。
抜刀一つでここまで表現できるのです。
その逃げる相手もこのあと抜刀します。
比べてみてください。
【合理的な抜刀】
走りながらの抜刀。
逃げなければならないので無駄な動きを排除しています。
こんな状態でも、刃はちゃんと上を向いています。
緒形拳氏がスタント無しで演技しています。素晴らしい所作です。
そしてそしてクライマックスでは脳汁が出ます。
一騎打ちのシーンです。
二人ともきちんと刀を差しています。
まずは緒形拳氏から抜刀します。
この抜刀の所作、分かりますか?
私は初めて見ました。
刀が鞘から抜けたら、顔の前で手首を返すのです。そして片手で下段に構える。私の調べでは抜刀術にも無い所作です。
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わたしの想像ですが、実際問題、狭い家の中で刀を振り回すのはリスキーだったかと思います。
*千葉先生は上手に立ち回りますが(笑)
なるべくコンパクトに抜刀して小さく構える。これがリアルな侍の型だったのではないでしょうか。
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なぜこのような型にしたのか、千葉先生にお会いすることがあったら絶対に聞いてみたい抜刀です。
そして千葉先生の抜刀。
【画角に合わせた抜刀】
鞘を掴んで持ち上げています。
これはおそらく画角を考慮してのことだと思います。
そして、画角が狭いので緊張感があっていいですね。
やはり大きく抜刀します。
絶対にお前を斬る!という気持ちが表現されています。
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私が大好きな抜刀について記しました。
いやぁ~素晴らしいですよね。
こんなに抜刀に注目している人なんてめったにいませんよね(笑)
因みに、私が学んだ殺陣は千葉先生のJACではなくて髙瀬將嗣(まさつぐ)先生の高瀬道場でした。
高瀬先生はもちろん殺陣も素晴らしいですが、どちらかと言うとボディアクションが得意だったとおもいます。殴る・蹴る・転がるっていうね。あと拳銃も。
私はビーバップハイスクールにエキストラで出演したときには、先生のボディアクションの教えが役に立ちました。
私が立ち話をしているところへ、清水宏次朗扮するヒロシやってきて私に肩をぶつけて通り過ぎてしまうのです。そのときに抜群のよろける演技ができました。一発OKでした(笑)
高瀬先生のことを書くためにウィキペディアを開いたら、今年亡くなっていたんですね・・・。
合掌































