急須を巡る攻防戦、そして激変した母親への思い | 今日の勇気

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33歳、在宅ゆるゆる仕事。都内に夫と4歳娘と3人暮らし。
仕事、育児、パートナーシップ、日々の勇気を綴るブログ。

金曜に母から電話がありました。

この間、うちの家へ手伝いに来た時に、急須がなかったこと、和食器を取り揃えていないことの注意から始まり、そこから飛び火して、母親として、日本人としていかがなものか、というクレームだった。正確に言うと、私にはそう聞こえた。

取り急ぎ、急須のカタログを送るので色を選んでと。




正直、困るのである。


うちは、数年前、こんまりのときめき片付け法を実践している。じゃんじゃん断捨離しまくって食洗機でかなり大きな面積を占めてしまう急須は捨て、食器も本当に最低限しか残っていなかった。

こういった電話やメールは、ほぼ週一ベースできていて、私の為を思って言ってくれるのは有難いし、感謝すべきとは頭ではわかっていたけど、正直うんざりもしていていた。

ちなみに母親は、団塊世代の専業主婦。
良い大学に行き、一流企業へ就職、仕事はお茶汲み程度のそこそこで、寿退社、都心郊外に一軒家マイホームを建て、専業主婦として2人の子育てという流れこそが女の幸せと考えている。

翻って私は、大学まではよかった。大学卒業後は、たとえリスクがあっても自分のやりたいことに忠実に従った結果、そんな母親の意向を反面教師にするが如くの生き方になっていた。仕事は生きがいレベルだった。

母の考え方は今の時代には通用しないと思うし、価値観の違いは広まる一方だった。
ミニマリストの私vs戸建マイホーム標準の母。
真っ向から反発するか、のらりくらりと交わすか、仕方なく受け入れるか…

この手の特に母親からの干渉、付き合いかたをどう捉えるか…講座生のライングループで意見を求めた。

そして、あさぎさんの指摘にははっとさせられた。



親の基準を満たしてないときはほんとに幸せそうにしてる?どこかで、親の言うこと聞いておいたほうが幸せだったんじゃないか、自分の判断はいつもまちがっているんじゃないか?って不安はない?




これは、認めたくないが確かにあった。
大学卒業後は、正社員になりたかったし、でき婚じゃなくて、普通に結婚して出産したかったと気づき、号泣した。



そして、次にこういう疑問が浮かんできた。

果たして、親の言う通り、仕事を一切やめて、専業主婦として、実家の近くにマイホームを建て、子ども2人目を産んで育てて、急須のある生活を、じつは私は望んでいるのだろうか…と。

実際、前回のワークで、今の両親を選んできたとしたら、その理由は何だと思いますか?という質問があり、苦し紛れでリアリティ皆無ながらもひねり出した答えは

これまで何一つ不自由なく育ててきてもらった。
そしてそこからさらに自由に生きていく。
そのための土台を作ってくれた。





この観点でこれまでの母親の言葉を振り返ってみる。

もしかすると、母親の言葉に従うことで、本当に自分らしく、自由に生きれた可能だってあったわけだ。


そう考えると、昭和だから、専業主婦だから、と決めつけて全否定しかできなかった、聞く耳を一切持たなかったこれまでは一体何だったんだろうか。


単に母親の言うことに屈するのではなく、もしかしたら、自分が自分らしく自由に生きていく選択肢として、絶大なとりこぼしがあったのかと思う。







この気づきはかなりショックだった。



もうこの時点で、ほぼ自分の気持ちは決まっていたように思う。



マイホームに向けて動き出そう。



実際、最近の母は、昨今の共働きブームに押されて、専業主婦に固執する考えはかなり軟化してきている。
一方でマイホームの促しは、日に日に増すばかり。



正直、私はアンチマイホーム主義だった。

変化が激しい世の中には賃貸のほうが身軽
30年ローンは絶対嫌
掃除、片付けエリアが増えるなんて、自分の時間がなくなる、考えられない
どうしても都心がいい、そのためには1LDkも厭わない


よくよく考えると、その根底にあるのが、
稼げない庶民マインドでした。


30年ローンを組んだとしても、がっつり稼いでガンガン繰り上げ返済すればいいわけです。
片付け掃除は外注したっていいわけです。
不動産オーナー視点でマイホームを考えたらどうなるのか…


じつは、急須のある暮らしを強烈に望んでいるのがはっきりわかりました。
据え置きじゃなくて、ちゃんと急須が入る大きなビルトインの食洗機つき。
そんな暮らしができるおうちが欲しい。



そして、今日も母親から電話が入ります。
送ってあげた立ち雛では可哀想だから、せめてフェイスタイムでうちのお雛様を孫に見せてあげようと思って…




ああ、お雛様!
しかも7段飾り!
お雛様に負けない畳の和室のある暮らし!



7段飾りなんて、都心1LDK暮らしが標準の私には、もはやギャグとしか思えないほど敬遠していました。
和室があり、着物を着て、たまにお点前をし、質のいいお雛様を愛でる生活…





ありかもしれない。
私の本当の望みはこっちかも。
こっちが自分らしいのかも。
母親の言葉を受け入れてみよう。


母親の見方、アドバイスの聴き方が完全に変わった瞬間でした。



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