太田道灌所縁の洞昌院、鬱蒼とした巨樹の参道の上粕屋神社
【社寺】蟠龍山洞昌院、上粕屋(かみかすや)神社 【場所】神奈川県伊勢原市上粕屋
【月日】2021年8月19日(木曜日) 【天候】朝小雨後晴れ32℃
比々多神社から北東方向へ1.2km程に位置する曹洞宗のお寺、洞昌院にやって来ました。付近は新東名道関連の工事中の道路が多く、車のナビ案内も迷い気味でした。
長閑な里山の地に蟠龍山洞昌院(ばんりゅうざんとうしょういん)はありました。境内にはケヤキの巨木が聳え、本堂の上には大きな青い空が広がっています。洞昌院の開基は太田道灌で江戸城築城の翌年とのこと。文武両道に優れ信仰心も篤かった道灌ですが、55歳の時に関東管領の上杉家の内紛に巻き込まれ、暗殺という非業な最期を遂げます。洞昌院の境内には三徳殿(太田道灌霊廟)が祀られ、西側には伊勢原市の史跡指定の太田道灌の墓所がありました。
洞昌院から北西方向に300m程進むと上粕屋神社があります。創建は天平年間、大山寺を開創した良弁僧正が勧請したとのこと。関東管領の上杉館の鎮守で歴史の古い神社です。参道は杉やケヤキ、カヤなどの巨木が聳え鬱蒼とした雰囲気で涼しい風が吹き抜けていました。しばし太田道灌の時代に想いを馳せたひと時でした。
↑洞昌院にやって来ました。長閑な里山の雰囲気、ケヤキの巨木が聳え青い空が大きいです
↑洞昌院の山門、洞昌院の案内板(後述)にあるように扉はありません
↑六地蔵です
↑本堂、おおらかな感じです
↑境内を東に進むと・・・
↑太田道灌の霊廟があります
↑そして西側に進むと太田道灌公の墓の塔がありました
↑太田道灌の墓(胴塚)です
↑洞昌院、太田道灌の墓所の説明板です
↑太田道灌と山吹の花についての説明板もありました
↑洞昌院から200~300m程北西方向に進むと上粕屋神社、入口です
↑巨樹の聳える参道です。涼しい風が吹き抜けて心地よい道でした
↑ケヤキの巨木、樹齢は推定600年余とのことです
↑こちらはカヤの巨木、樹齢は推定200年余とのこと、青い実が沢山地面に落ちていました
↑参道の途中、車道が横切っているところに鳥居、狛犬、説明版が建っていました
↑上粕屋神社の御由緒です
↑鳥居と狛犬です
↑境内です
↑社殿です
↑鐘楼です。伊勢原の神社は鐘楼が多いようで、上粕屋神社にも鐘楼がありました
(伊勢原の社寺(3)、太田道灌所縁の洞昌寺と上粕屋神社の参詣メモでした。お付き合いありがとうございました)