【歌詞】草原の家 | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

窓ガラスに雨
音楽の匂いがする
心がソワソワしています
風が雲を運んで来るのです

古くなるものばかりに囲まれている
例えば愛 例えば記念写真
煙草に火を付ける君の仕草も

お気に入りの本屋があった
川があった 橋があった
街灯の下はぼんやりしていた
ため息混じりの安心があった

そこで何を信じ何を見逃したろう
道標 いつかの噂話
過去を辿るような君の涙も

何処か遠く遠く名も知らぬ町にも
郵便屋さんは文字を届ける
暮らしの見える◯□△

ビルの森を抜けたら
或いは 眠れない夜の先に
緑の海原 家を建てよう
風が吹いたなら まるで漣

君は今でもちゃんと笑えていますか?
雨が止んでも会いには行けない
高架下に響く靴音が冷たい

物語は続いていく 歌うように
愛おしい空を塗り替えるように
優しいだけの毎日なんていらない