【歌詞】桃源郷と上の空 | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

そして季節は芽吹く
やわらかく 温かく
ソーダ水にユートピア
飛び込んだ 溶けていった

どの風に解れゆくのか
雪溶けの水の青さが地を巡る頃

鳥籠から海原は
よく見えた 吸い込んだ
置き手紙は雲の中
ぼんやりと眺めれば

菜の花に近付きたがる風の指
もうすぐ春が壊れてしまふ

ちょっと待って 置いて行かないで
もう少しだけこのままで
ゆらり、揺られていたいの
高原に踊る光よ
触れては舞う花びらよ
ふわり、心ここに在らず

夢の味 優しい空と道のりに
甘えてしまう日もあるけれど

煌めきを信じてみたい土の色
降る雨の匂いが弾けたら

ちょっと待って 置いて行かないで
もう少しだけ消えないで
ひらり、閃きのリズム
都会を走る光よ
ずっとずっと前の星達よ
ふわり、心巡り巡るよ