7月29日 帰る日 | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

物凄く小さなボロボロの居酒屋
カウンターに夫婦が座る。
白髪混じりの男性と
風吹ジュン似の女性。
割れた電球
埃かぶったテーブル
しかめつらの店長
ちょっとここはないんじゃなーい?
と言いながら瓶ビールたのむ風吹ジュン。
俺もなんでこんな店に入ったのか
嫌な暗い気分になった。
久しぶりにそんな
現実的な暗い夢を見た。

無事に取れたホテルの目覚めは7時ごろ。
テレビで台風のニュース見たり
アイフォんで台風のニュース見たり
してたら
あっという間に9時。
まるで台風のように時間は過ぎるものでした。
近くのイオンに入って
やっぱりラーメンとかの品揃えが違うなー面白いなーなんて思いつつ
目当てのものは取り扱われておらず
それに代わるようなものを買って
名古屋駅へ向かう。

*・゜゚・*:.。..。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*

何かを食ってから移動しようと
地下街ぶらぶらしていたら
29日、ニクの日にちなんで
厚切りロースカツ定食が
1800円→1000円で提供されている店を発見し、そこに決める。
旨し。


変に有名店行くより
こういうところの方がいい気がする。
ここは覚えておこう。
味噌カツ丼も850円だった。安い。

東海道線に向かう。
遅れもあったが
なんら影響もなく東へ向かう。
豊岡→浜松→熱海。
約4時間半の鈍行の旅。
このルートは何度も通ったことがあるから
割と慣れてしまったし
なにより
かなり疲れていたから
ほぼ寝ていたな。

熱海で海を少し眺めて帰ろうと思った。
16:30着。
海水浴目的のお客さんもそれなりに多く
坂道で幾人もすれ違うか
なんで
みんか
いわゆる
ぱーてぃーぴーぽー
風情なんでしょうか。
なんでしょうか本当に。

台風の去った熱海は
少し爪痕があった。





30分ほどだけ海を眺めて
最後に美味いもん食って
帰ろうって
お寿司屋。
貝の煮たやつも美味かった。


確かに美味かった。
でも、改めて思ったこともある。

俺、本当に接客が好きなんだな。
どんなに美味しい店でも
接客が適当だとそれだけで魅力は半減する。
接客が良いと美味しさは倍増する。
時間も一緒に味わえる。
美味しいに越したことはないけど
美味しいもの出してんだからそれで良いだろ、的な店は少なからずあって、
それなら俺、チェーン店だろうが安かろうが、店員が楽しそうに働いてる店を選ぶな。
その楽しいを履き違えている店も少なからずあって、そういうところはまた意味違うよな。店員だけが楽しんじゃってるのは、それは接客成り立ってない。
仕事放棄だ。

この店は正直
ありがとうございましたの一言をかけてくれる人の少なさにビックリ。
お会計してくれた人の
愛想のなさにビックリ。
「10円ないんですか?」
いや、わかるけど。
2510円だもんね?
でもね、店員さん。
聞き方あるよね。
こういう場合は
10円出すのが当たり前ですよね、
的な聞き方しちゃいかんです。

そして。
そもそも。
10円出してます。
よく見てください。
悲しい食べ終わりだったな。

あー。
接客したいな。
お客さんと触れ合う仕事をしたい。
やりたいことをやるべきだ。
それを一番に感じた旅だった。
仕事だって同じだろ。
やりたい仕事をやるべきだ。
そうだろ。

*・゜゚・*:.。..。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*

帰りの電車はひたすら寝た。
家着いた21:00。
案内早い帰宅に、両親は驚いた。

家は落ち着く。
ハイボール飲んで
明日には
行動に移せるところから移していこう
そう決めた。

この旅を
無駄にしたくないのだ。