窓を打つ雨 まだ外は夜明け前 雲の切れ間を信じて起きる
早起きをした胃袋にアメリカン つけっぱなしのパソコン閉じる
梅雨明けをしてから梅雨のような日々 曇った顔の気象予報士
大人びた少年五人 新宿に初めて来たの何歳だっけ
祈りって通じることもあるんだな雨のち晴れの予報が当たる
例えばの話、世界が終わるなら今!陽の射している今!今!今!
駅前に響く歌声 殆どが信じられない「信じているよ」
1円が100枚あって100円が1枚もない自販機の前
悲しみや怒りみたいなもやもやをひたひたにするゆうやけこやけ
ため息を吐いた数だけある夢と暮らしの数だけある帰り道
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短歌グルっぽ〜やまとうた〜より、4冊目の同人誌「はずりね」が刊行されました(^^)
そこに発表した10連です。
連作って難しい…