【短歌】例えばの話 | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

窓を打つ雨 まだ外は夜明け前 雲の切れ間を信じて起きる



早起きをした胃袋にアメリカン つけっぱなしのパソコン閉じる



梅雨明けをしてから梅雨のような日々  曇った顔の気象予報士



大人びた少年五人 新宿に初めて来たの何歳だっけ



祈りって通じることもあるんだな雨のち晴れの予報が当たる



例えばの話、世界が終わるなら今!陽の射している今!今!今!



駅前に響く歌声 殆どが信じられない「信じているよ」



1円が100枚あって100円が1枚もない自販機の前



悲しみや怒りみたいなもやもやをひたひたにするゆうやけこやけ



ため息を吐いた数だけある夢と暮らしの数だけある帰り道


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短歌グルっぽ〜やまとうた〜より、4冊目の同人誌「はずりね」が刊行されました(^^)


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そこに発表した10連です。

連作って難しい…