雑感11(葉月) | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

雨は急いで
東へと向かう
一瞬の出来事に
傘をさす暇もなく
濡れることを選んだ
八月最初の夜光虫

急ブレーキ
タイヤとアスファルトの
悲鳴
真っ白で
何も見えなかった夜が
白々しく終わりを告げる

むせるような匂い
埃は宙に舞い上がり
光は時を潤して
始まるのだ
夏の第一楽章

{BFEADB7C-31B4-4020-B18F-58A7E4FB9A02}