ロードムービー/辻村深月 | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

今年の目標の一つ、本を読む。
もともと小説を読むのは好きなのですが、昨年はなかなか読み進められなかったので、今年はがつがつ読めたらなと思っております。

今年最初の作品はこちら。

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ロードムービー。

4つの短編+αで構成された作品。
カテゴリーで言えばミステリーだけど、情景や人物の温かみがあり、全体をまとっている空気は優しめ、非常に読みやすいです。

辻村深月作品には読む順番があることを知り合いに教えてもらい、最初から手をつけているところ。一番最初がこれ。

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冷たい校舎の時は止まる、この作品、僕が大学時代の頃からか文庫化されていて、その時から気になっていたのですが何故か手に取らなかった一冊で。もっと早く読めばよかったと後悔…(´・_・`)

ここに出てくる登場人物の幼少の頃や後日譚が、ロードムービーという作品に描かれています。なので、先にこちらを読んでおいた方がより一層面白いと。

どうも、それぞれの作品にリンクするところがあるようで、この先も楽しみです♪

冷たい校舎の時は止まるは時折緊張の走るミステリーですが、それと比べるとロードムービーの方はかなり手触りの良いお話だな、という印象でした。
特別な驚きとか発見みたいなのはあんまりないけれど、読み心地の良い作品です♪