いしいしんじ/ポーの話 | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

自分の中の小説家スリートップが
伊坂幸太郎さん
梨木香歩さん
そして、この方、いしいしんじさん。

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岸辺に住み着く「うなぎ女」たちから生まれ落ちた「ポー」

見た目から既に特異な少年。
様々な人物と出会い、行動を共にしていくことで、自分を形成していく…。

と書くと、なんだかお粗末というか、よくありがちな感じに聞こえてしまうのですが…(ーー;)

出てくるキャラクターがひどく魅力的。個性の際立ち。

メリーゴーランド
天気売り
ひまし油
うなぎ女
廃棄物処理屋の女房
犬と住む老人とそのこども
うみうしさん

善悪の判断を繰り返して(ポーの中にはそういうものがあまり存在しないのだけれど)
無機質な感情が少しずつ芽生え、動いてゆく。

とにかくポーが可愛くて愛おしいんですよ。
どこか危なっかしげ、なのに確実に優しい姿が目に浮かぶ。

この人の文章がもともと少し変わっているので人は選ぶでしょうけど、この不思議な世界、導入部分でこの世界に入り込めたなら間違いなく面白いです。

ポーの視点から沢山の景色を。


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