そして永遠を生きる | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

これは以前、Yahoo!ブログをやっていた時の記事なのですが・・・

風化させたくなくて、こちらにも転載しようと思いました。

やっぱり昨日は少し色々考えちゃって。

この記事を見ると今でも少し泣きそうになっちゃうのですが・・・。

うん。





2008年、11月21日、金曜日・・・。



━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─



ぼけやま ~歌って飲んだらトントコトン~


午前1時16分。



バイト終わりのくつろぎの時間にかかってきたあの電話を。



その日、実家に到着した母からの消え入りそうな声を。



僕は一生忘れないだろう。







先週の金曜日、母方の祖母が息を引き取りました。

急逝でした。


土曜日と日曜日にお通夜、告別式が取り行われました。


病気でもなんでもなかった祖母が突然旅立ってしまったなんて、
正直今でも信じられません。



僕は告別式を終えた日曜日に、
母は昨日、家に帰ってきたのですが、


「こんな小説のようなことが本当にあるんだね」


と、不思議な気持ちを隠すことは出来ず。


部屋の空気の色はいつもより淡く感じ、
静寂は優しく僕らを、時間を、包みます。


最後の最後に、偶然にもその日に到着した母と楽しく話せて、
祖母は・・・おばあちゃんは幸せだったのかな・・・。



「今」が「永遠」過ぎてしまった時間も、これから起こる出来事も、そして、今この瞬間も、全てが思えば「永遠」なのだ。僕たちはそれを当たり前にしているから。「永遠」に気づかずに生きているから。「永遠」を忘れてしまっているから。それはとても幸せなことで、同時に凄く危険なことで。まだ見たことのない「永遠」をいつか必ず知るときがくる。その中で、僕らは笑っているのかな。また生きているのかな。



僕の夏休み一人旅も急遽決めたものでした。
本当に実行してよかった。
おばあちゃんが呼んでくれたのかな、と思うほどです。

そして、僕、実はものすごい形見を貰ったんです。


ぼけやま ~歌って飲んだらトントコトン~


クラビノーヴァの鍵盤が壊れている、という話を依然しましたが、
祖母の家にあったヤマハのアップライトピアノを頂いたんです。


貰ったのは9月。


本当に、本当に、いろんな偶然が重なっていて。
不思議でしょうがないんです。



孫一同でおばあちゃんにメッセージを書いて、棺に入れたんです。
僕は約束しました。


ピアノ、ものすごい大切に弾くから。


たくさんの曲を作って届けるから。


だから、絶対聞き逃さないように!


これから凄いことになっていく僕を見逃さないように!!


って。









ね。

僕、歌うから。

一生歌い続けるから。

だから、楽しみにしててね。

おばあちゃん、本当にありがとう。








これからもよろしくね♪